1月8日スタートの「ワカコ酒」でTVドラマ初主演を果たした 武田 梨奈さん 横浜市出身 23歳
唯一の女優へ 突き進む
○…BSジャパンで放送されるグルメ漫画のドラマ版「ワカコ酒」。酒呑みの独身OLがひとり酒を楽しむ同作で、連続ドラマ初の主役に抜擢された。「自分とはかけ離れたすごくかわいらしいキャラクター。気軽に構えずに見てほしい」。デビュー前にはオーディションを300回以上受け続け、道を開いた。「やるって決めたことに関しては、絶対に折れない」。役者魂の根底には、固い信念がある。
○…昨年は、カード会社のCMで頭突きの瓦割りを披露し、注目を集めた。父親の影響で都筑区にある「月心会」の空手道場に10歳から通い始め、全日本王者だった17歳の時、アクション映画に初主演。昨年は第1回「ニューウェーブアワード」の女優部門に選ばれた。今年は「進撃の巨人」ほか、主演作など出演映画7本の公開を控える。「今までにない役もやらせてもらえた。私を知ってる人が見たら驚くかも」。納得の演技に充実感をにじませる。
○…生まれも育ちも横浜。市内の映画館が好きで、幼少の頃から家族で足しげく通った。「疲れていても、好きな映画を見ればリフレッシュできる。仕事でも、映画は一生関わり続けたい夢そのもの」。空き時間を見つけて、館内のロビーでぼんやり過ごすことも。「空間そのものが心地いい」。仕事の傍ら、家系のラーメン店にも通い「横浜の魅力の一つ。がっつり食べちゃいますね」と笑みをこぼす。
○…映画やドラマのアクションシーンは、すべて自ら演じる。骨折や脳震とうで、後日病院のお世話になったことも。「顔面への蹴りもOK」。そんな女優として「危険なシーンも代役なしで演じきる。そこは絶対的な強み」とさらり。アクション映画が盛んな海外での評価も高く、「ジャッキー・チェンに『俺の映画で俺と戦え』って言われたい」と瞳を輝かせる。「アクションなしでも、代わりのいない役者になりたい」。年女の今年、「オンリーワン」にさらに磨きをかけていく。
|
<PR>
|
<PR>