大岡小学校「学援隊」などの活動で弘明寺周辺の地域活動に励む 迫川 敏和さん 弘明寺町在住 72歳
弘明寺を愛し、即行動
○…大岡小学校の児童の登下校を見守る「学援隊」の一員として、通学路の川沿いに救命用浮輪の設置を求め、県によって昨年12月にそれが実現。弘明寺のまちを歩く時には常にアンテナを張り巡らせ、問題点や改善点があれば、積極的に行動する。「目立ちたがりというのもあるけれど、弘明寺が好きだからこそできる」とほほ笑む。
○…中村町で2人きょうだいの弟として生まれた。石川小学校を卒業後、関東学院中学校、高校、大学で学んだ。中学では卓球部、高校ではサッカー部に所属し、汗を流した。大学卒業後は造船関係の会社に船の部品を卸す仕事に就く。「船を造る仕事に直接関わっていたわけではないが、完成した船の進水式を見に行くことが楽しかった」と振り返る。結婚後に弘明寺町に移り住む。若宮八幡宮の例大祭で町内の「若頭」として参加したことがきっかけで地域活動に積極的に取り組むようになった。「平日は会社員として働き、休日は町内会の役員として活動していた。大変ではなく、楽しかった」と話す。
○…25年間務めた若頭を4年前に引退し、3年前には会社を定年退職。現在は長年の活動で培った町内の店との顔つなぎ役やまとめ役を担う。弘明寺町山下町内会の副会長のほか、防災部長、環境事業推進委員も務める。その立場から、南区桜まつり期間中のトイレやごみ回収の問題への取り組みなど、町内の活動に情熱を燃やしている。
○…現在は1人暮らし。「息子夫婦が孫を連れてよく遊びに来ることが嬉しいし、楽しい」と目尻が下がる。趣味は30年続けるゴルフ。働いていたころは休日にゴルフをしてビールを飲んで帰るのが定番だった。お酒も好きで「居酒屋で毎日晩酌している。町内で行きつけの店の店長とも知り合いになり、祭りの話もしやすい」と笑う。これからも厚い人望とともに、もっと住みやすくにぎやかな弘明寺のまちを考えていく。
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