野球のBCリーグに新しく参入する「神奈川フューチャードリームス」に入団した 東 良暁(ひがし よしあき)さん 井土ヶ谷下町在住 26歳
「明日の自分に感謝されろ」
○…新球団の歴史を作るメンバーの一人になるべく、高校卒業以来、約8年ぶりに帰郷。新型コロナウイルスの影響で練習が制限されるも、公式戦開幕に向けた調整を着実に進めている。「久しぶりに地元で試合ができるので楽しみ。『どうすればチームに貢献できるか』を考え、心に余裕のあるシーズンにしたい」と意欲を燃やす。
○…南太田小、蒔田中出身。野球を始めた5歳から夢は「プロ野球選手」だったが、強く意識するようになったのは大学卒業後、社会人野球の信越硬式野球クラブに入ってから。現在、阪神の主力として活躍する近本光司選手と都市対抗野球で対戦したことがきっかけだ。「自分と同じく小柄な近本選手の活躍を見て勇気をもらった」とプロに挑戦する決意が固まったという。目標の「NPB入り」の基礎を作るべく、昨年、BCリーグ・富山GRNサンダーバーズに入団。プロ野球選手になった。
○…BCで真っ先に感じたことは”ファンの温かさ”。「リーグ自体が地元密着なため、選手とお客さんの距離が近く、声援が力になる」とにっこり。給与面などは恵まれているとは言えないが、NPBを目指す選手が多く、野球に専念できる最適な環境だという。”明日の自分に感謝されろ”がモットー。「今日をどう過ごすかで明日の自分が変わるから」
○…チームでは年長組。「年下選手の模範になれるよう、プレーで引っ張りたい」と語る表情は、東海大学付属高輪台高校=東京都=時に主将として約120人の部員をまとめたころを彷彿させる。将来は地元の「横浜DeNAでプレーしたい」とNPBへの憧れはあるというが、「まずはドリームスの勝利に貢献し、地域を盛り上げたい」と意志が固い。
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