5月に県宅地建物取引業協会横浜南部支部の支部長に就任した 大西 祥史さん 55歳
流れに乗って団結図る
○…「横浜南部支部はワンチーム。一丸となって取り組んでいく」。県宅地建物取引業協会の支部長に就任し、そう決意を表明した。南区、港南区、磯子区、金沢区の不動産業者478社が加盟。自身の会社は上大岡に事務所を構える。「(前支部長の)山野井さんが築き上げてきた支部の団結力を、私は次の世代につないでいくための改革を行いたい」
○…社会問題化している空き家対策は同支部にとっても大きな課題だ。そんな中、日常生活を奪った新型コロナウイルスが追い打ちをかける。「コロナの影響で家を探す人が少なくなっている。この状況で空き家が増えるのではないか」と危機感を募らせる。難しい舵取りが強いられる中、「柔軟な対応が求められている。極力、行政と連携を図っていきたい。横のつながりをしっかり作っていくことが大切」と気を引き締める。
○…情熱を捧げるのが40年以上続けるサーフィンだ。「常に波乗りができるように体力を維持している。機会があれば大会に出たい」。細身でしっかりとした体格に穏やかな口調。若かりし頃はプロを目指すほど熱中した。性格を自己分析すると「流れを見ながら物事を考えるタイプ。客観的に物事を見ながら動くようにしている」。サーフィンそのものが仕事にも生かされている。
○…「不動産業は人に夢を与えられる仕事。夢の手伝いをできる仕事。良縁に恵まれると充実感が大きい」と不動産業を通じてひたすら地域と向き合ってきた。今、取り組む課題は空き家対策に加え、狭あい道路の解消や新型コロナ対策などさまざまだ。「若い世代の人には仕事だけの目先で取り組むのではなく、地域を交えた活動の延長として取り組んでほしい」と呼び掛ける。
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