横浜南法人会の大岡支部長で地域企業の支援に取り組む 持田 剛さん 弘明寺町在住 54歳
出会いを力に挑戦続ける
〇…昨年、会の公益法人化に伴い、統合して生まれた支部の一つの代表に。「良いと思ったことはどんどんやっていきたい」と意気込む。3月8日に行う広報イベントは、公園で行っていたものを人通りが多いスーパー店頭での開催に変更。4月以降も企業のホームページ作りや人事に関する相談会を予定しており、新たな挑戦を始める。「頼りになる場所でありたい」。支部が果たすべき役割と責任を感じている。
〇…東京出身。5歳から南区に住む。「これから伸びる分野だと思った」とコンピューターの専門学校へ通った後、大手メーカーに入社。システム開発を担当していたが、徐々に「自分の作っているものが大き過ぎて、手応えを感じられなくなった」と思うように。1995年に独立。「ウィンドウズ95」により、本格的なパソコン時代が到来していた。企業に入り、その会社に合うシステムを作った。「求められるものに対して100%合うシステムを作れて楽しかった」。目の前のユーザーからの反響がやりがいにつながった。
〇…独立から5年後、結婚に合わせて法人化。その時、南法人会が行う会社設立説明会に参加。同会がホームページ作成を検討していたことから声をかけられ、ほかの会員と接点を持つようになった。「経営者がフラットな場で話し合えることにウキウキした」と振り返る。今では、大手企業のシステム作りも手がける。
〇…2人の子どもと週1回は遊びに行き、家では一緒に料理をする。「『勉強よりも料理を』と言っている」と笑う。インターネットに関する仕事が多いが「ネットがどんなに進化しても、顔を合わせて話すことが大切」という。4年前から消防団に入った。「いざという時に家族を守らなければ」。経営者の高齢化などで会員減少が続く法人会だが、「知識を持っている人を前面に出して、知恵を集めたい」と企業を支援しながら、会の発展を目指す。
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