別所地区連合町内会の会長で住み良い地域作りに励む 平戸 善久さん 別所在住 75歳
手を携えて別所に活力を
○…今年7月、8つの町内会で構成される同地区連合町内会会長に就任。別所三丁目西町内会では25年に渡り会長を任される。地域の結束力が試される11月16日の「ふれあい祭り」には、小中学生や教諭、コミュニティハウスや福祉施設の職員、利用者などが集まり、一緒に盛り上がった。「地域と学校など、つながりが深まってきたと感じる」と手応えを口にする。
○…生まれも育ちも別所。「いたずらのガキ大将だった」という少年時代は友人と野球を楽しみ、木登りをして遊んだりとやんちゃだった。港南区の小中学校を卒業し、開校したばかりの南高校に一期生として入学。陸上部に入って長距離を専門にした。「当時は鶴見から戸塚を走る駅伝があって、みんなでたすきをつないだ楽しい思い出がある」と懐かしそうに青春時代を振り返る。
○…明治大学を卒業した後、証券会社に入社。証券取引所での売買処理や営業を担当し、社内で知り合った妻と26歳で結婚した。地元では、子ども会の役員に就いたことがきっかけで「野球が好きだったし、子どもの面倒を見ることも嫌いじゃなかったから」と少年野球チーム『別所ザウルス』を創部。約30年間、監督として指導した。選手に伝えてきたのは「試合で負けた時、自分のプレーを顧みることで成長がある」という信念。現在は大人になった教え子たちが「道で会った時に声をかけてくれる」と嬉しそうな表情を見せる。
○…子どもは3人。次女が別所小、南が丘中に通っていたころにはPTA会長を務めた。今年、創部60周年を迎えた南高陸上部の「OB会」立ち上げに携わり、別所の”名所”である普門院や白山神社の責任役員を担うなど、活動は幅広い。旅行が好きで、昨年は妻と肩を並べて「京都の紅葉を見た」と笑顔。連合町内会長は1年目だが「みんなで手を携えて、自然と盛り上がるような地域に」と静かに意気込む。
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