「南太田小学校PTAおやじの会」の会長として親子交流イベントの企画・運営を行う 花村 忠秀さん 清水ヶ丘在住 46歳
子どもと一緒に笑いたい
○…南太田小に子どもが通う働き盛りの”おやじ”20人を束ね、昨年12月23日に同会で初めて「餅つき大会」を実施した。10月の会長就任後、校長から依頼を受けて取り組んだのが昇降口の塗装作業。ペンキが剥がれて汚れていた壁と柱を見て、おやじたちが「きれいに塗って子どもを喜ばせよう」と立ち上がった。「会員や教員のみなさんの協力で活動ができている」と感謝の気持ちを胸に、今春の塗り替え完了を目指して作業が進められている。
○…都内で暮らした小学生のころ、遊んでいた友人と野球チームを結成する話で盛り上がり、地元の大人に指導を依頼してクラブを設立させた。「子どもがチームを作るなんてあまり聞かない。そのころから友人と集まることが好きだった」と笑う。中学3年で横浜に越し、27歳で結婚後に南区へ。現在は住宅関連会社での営業や施工業務に奮闘しながら3人の子どもを養う。
○…子どもと過ごす時間を多く作りたいという思いから、長男が南太田小に入学してすぐにおやじの会に入った。当時、メンバーはPTA会長と数人のOBしかおらず、「説明会に来たのも自分一人で戸惑った」という。それでも、OBの思いや取り組みを受け継ごうと親子で学校に泊まる「泊まっちゃおう会」などの伝統事業を継続し、新入生が入学するシーズンは保護者に対する勧誘活動に地道に取り組んだ。現在は「いろんな人が意見を出し合ってくれる。子どもが好きだという気持ちが一番」と会の拡充を嬉しく感じている。
○…妻と子どもと5人で清水ヶ丘に暮らす。2年前に始めた合気道は「”気”を感じられることが面白い」と笑い、小4、小2の息子と一緒に通う。4月には長女も小学生に。おやじの会が主催するイベントは低学年の参加が多い。「親だからこそできる子どもとの接し方を考え、高学年の参加をさらに増やせたら」。優しくたくましい”おやじ”が子どもの笑顔を育む。
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