〈連載〉さすらいヨコハマ㉓ 日本リーグのころ 大衆文化評論家 指田 文夫
サッカーは、今や大変な人気と実力。2018年のワールドカップロシア大会に向け、順調に進んでいて、本当に日本のサッカーは強くなったと思う。
私が、サッカーを最も見ていたのは、1960年代末の日本リーグの時だった。三ツ沢競技場に、当時付き合っていた女の子に連れられて三菱重工の試合を見に行った。サッカーについては、彼女の方が遥かに上で、三菱の主力選手・落合弘がユース・オリンピックに出ていた時からのファンだという。落合は、いつも姿勢が良くて、ピンと立ち華麗なプレイを見せていた。
日本リーグは、三菱、日本鋼管、トヨタ、日産、ヤンマー、マツダなどで、プロではなく企業に支えられたセミ・プロのチームのリーグ戦だった。
「これではいつまで経っても海外の強豪国に対抗できない」と、プロのJリーグを作った川淵三郎以下の首脳の判断は正しかったことになる。(文中敬称略)
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