南区PTA連絡協議会の会長を務める 井土(いづち) 剛さん 山谷在住 45歳
感謝の心で学校、地域と歩む
○…区内25の小中学校PTAの代表を昨年6月から務める。2月に行ったシェフを招いた研修講演会について「料理は人を感動させる大きな力を持っていると感じた。参加した保護者は『食育だけでなく、やり続ける、あきらめない話が聞けて良かった』と言ってくれた」。
○…中村小学校のPTA会長になって3年目。委員をする妻がきっかけでPTA役員と話しているうちに声がかかり「こどもや学校行事に興味を持ちたい」と引き受けた。「南区全体での情報交換はできているので、今後は音楽会を合同でやったり、横のつながりを持てたら」と考えている。「PTAは学校と保護者だけでなく地域ともつながっていく役割がある。交差点に立ち子どもを見守ってくれたり、お祭りでお世話になったり。子どもに感謝の気持ち持ってもらえるよう伝えていきたい」。
○…福岡県出身。柔らかい口調で落ち着いた雰囲気だが、中学では部員100人以上をまとめる野球部のキャプテンだった。「いろいろな個性の人間がいてまとめるのに苦労はしたけれど、その分今でも同級生とのつながりが強い」。高校卒業後に就職で東京に。航空会社の整備士として27年勤めている。「飛行機はさまざまな人が関わって初めて飛ばすことができる。1人では何もできないというのはPTA活動も同じ。みんなで盛り上げたい」。
○…妻と長男、長女の4人家族。趣味のスノーボードは、子ども2人が協会の1級資格を持つまで上達。全国大会の出場を目指してサポート役に徹し毎週、長野まで練習に通う。「都会だけど落ち着いていて住みやすいし、地域の人々もあったかい」という南区に住んで15年。「本当に先生は大変。みんなでサポートしていきたい」と柔らかい口調ながらも力強く語った。
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