六ツ川四丁目町内会の会長で、大災害を想定した子ども向けの訓練を企画した 武藤 博之さん 六ツ川在住 59歳
喜び共有するまちに感謝
○…近隣施設と合同で行う夏祭りやハロウィーンパーティーなど、まち全体が活気付く行事を次々と企画する。11月30日には、子どもたちが自宅から離れた場所で大災害に遭遇し、公共交通機関がストップしたことを想定した長距離徒歩訓練を行う。「緊急事態でも冷静に対応できる知性と体力を身に付けてもらえれば」と語る。
○…清水ケ丘生まれの六ツ川育ち。約60年間南区に住み続け、地元をこよなく愛す。自身も幼少期は子ども会の活動でキャンプや野球大会などの行事に参加し、仲間たちと楽しいひと時を共有した。野球大会後にふるまわれたカレーライスの味は今でも覚えているという。「自分は両親だけでなく、まちの大人たちから礼儀作法などを教わった。地域が一体となって子育する雰囲気を大切にしたいね」と思いを募らせる。
○…我が子の進学を機に六つ川西小、六ツ川中でPTA会長を経験し、当時のメンバーとは今でも交流が続いている。「幼なじみも多くて心強い」と話し、「何でも気軽に相談できる関係に感謝」とにっこり。保護者以外も体育祭や文化祭などの学校行事を熱心にサポートし、全員で喜びを分かち合う地元の温かみを改めて実感した。「自分も地域の一員として、周囲を元気にしたいと強く思うきっかけになった」と感慨深げに話す。
○…一級建築士で工務店を経営する。これまで多くの近隣住民の家を建て、5年前に新築した町内会館の建設にも携わった。「家主が10年、20年先も笑顔で暮らす光景をイメージしながら仕事をしている」という。子ども会の元会長で、11年前に亡くなった父も愛した六ツ川四丁目。作った家と同様、これからも地元住民の笑顔が溢れる町内会を守っていく。
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