市グッドバランス賞 企業紹介【2】 地域と社員第一に 中村町 中原建設(建設業)
中村町の建設会社「株式会社中原建設」(中原東植社長)は社員数8人と少数精鋭。
南区内のインフラ整備を中心に行う同社は、1980年の創業以来、市立南吉田小学校=高根町=のトイレの改修工事やドンドン商店会=庚台=周辺の道路・補水工事などを任されてきた。
「地域のため、社会のため」を掲げ、創業当時から地域貢献活動を推進。町内の清掃活動や積雪時の雪かき、子どもの安全を守る防犯パトロールなどを行っている。
入院患者や家族の心のケアなどを専門とする犬「ファシリティドッグ」を育成するNPO法人に寄付する社会貢献活動にも広く携わっている。
働きやすさを尊重
社員のプライベートを重視する同社では遅刻や早退、欠勤といった概念がない。各々の業務を共有するので、緊急事態は全員でフォロー。風通しの良い職場で伸び伸びと働くことができる。
就業時間は午前8時から午後5時までだが、仕事が終われば午後3時に帰れることもあり、残業はほとんどないという。誕生日は思う存分楽しんでほしいと、”バースデイ休暇”といった有給休暇の取得も推奨する。
事務所のトイレを男女に分けるなど、女性社員への配慮を徹底。現在は石橋範子さんだけだが、石橋さんは「子育てと両立しながら色々なことに挑戦させてくれる」と話す。一般的に建設会社で働く女性は事務作業が主だが、石橋さんは現場の仕事や広報などの幅広い業務を担っている。
中原社長は「地域の皆さんのお役に立てるよう、社員一同、さらなる成長を目指していきたい」としている。
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