まちのお医者さんが教えます コラム❼ コロナ禍の落とし穴 「デジタル眼精疲労」に要注意
新型コロナウイルスの感染拡大により、我々の生活は余儀なく一新しました。緊急事態宣言が解除され学校も始まり、現在は感染拡大防止と社会経済活動のバランスを模索しながらの生活が始まっています。治療薬やワクチンもないため、一致団結して、この難局を乗り越えていくしかありません。そのための新しい生活様式ですが、実は大きな落とし穴があります。人との接触機会を減らすのに有効なテレワーク、オンライン会議・授業ですが、相当な目の負担になっています。
当院では3月後半からドライアイ・眼精疲労の患者様が増えました。小中学生から社会人、年配の方まで目の乾き・疲れだけではなく、目の痛み・頭痛などのつらい症状や、かすみ目・なみだ目などの見え方の不調を訴える方もいます。話を伺うと、パソコンやスマホで長時間仕事や勉強をしたり、ゲームや動画を見過ぎたりしています。今後も新しい生活様式を続けていくには、上手に工夫し、環境整備する必要があります。
眼科では診察・検査をして、一人ひとりに合った治療薬、アイテムなどの解決策を提案しています。市販薬などの自己流対策で症状が改善しない場合は、かかりつけ医への相談をお勧めします。
一生使い続ける皆様の大切な目です。ぜひ可愛がってあげてください。
■南区医師会
南区宿町4の76の1
【電話】045・713・7777
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