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南区版 公開:2021年6月24日 エリアトップへ

井土ヶ谷上町で30年間にわたって清掃活動に取り組んでいる 徳野 功さん 井土ヶ谷上町在住 79歳

公開:2021年6月24日

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積み重ねが一番の近道

 ○…毎朝、コツコツと地域のごみを拾い続けて30年。井土ヶ谷上町公園のごみ集積所(平戸桜木道路側)の管理に徹してきた。その地道な努力が実を結び、3月、分別や清掃が徹底された集積場所を表彰する「優良集積場所」に認定された。

 ○…山梨県出身。中学卒業後は就職のため、戸塚区で姉と二人暮らしを始めた。日中は機械関連の会社で働き、夜は高校で勉学に励んだ。会社では部員不足に陥ったバドミントン部とボウリング部の部長を経験。誠実で真面目な性格が人を惹きつけ、社内大会を開催する規模に成長させた。「何かを成し遂げた時に得られる『達成感』を大切にするきっかけになった」と振り返る。小学生の孫がバドミントンを始め「つい指導に熱が入ってしまう」と笑う。

 ○…井土ヶ谷に移り住んで20年が経った50歳のころ、仕事が一段落し心に余裕が生まれたため、井土ヶ谷上町第一町内会に入った。まちへの愛着が深まる中、ポイ捨てされた多くのごみが目に留まり「何とかしたい」という気持ちが芽生えた。それからは毎日午前3時に起床し、自宅周辺を黙々と掃除している。多い時は2時間で45リットルのごみ袋5袋分を集める。「ごみ拾いだけで約6千歩の運動になる。まちはきれいに、自分は健康体になるので一石二鳥だね」と微笑む。集積所には分別しないで出されているごみが多く、その対応にひた走る。

 ○…町内会では会社員時代に培ったコミュニケーション能力を発揮し、高齢者の悩み相談に乗る。「一日一日を大切に生きる」がモットー。「一度に大きなことを成し遂げようとするとプレッシャーになって結果が出ない。地味だけど、小さなことの積み重ねが一番の近道」と語る目からは強い意志を感じた。

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