建設・不動産会社「大東建託横浜南支店」の支店長を務め、SDGsの推進に取り組む 竹森 智さん 浦舟町勤務 53歳
出会いに感謝、信頼築く
○…SDGsを身近に感じてもらおうと、店舗の駐車場で地元住民が主役のフリーマーケットを初めて開催した。南区は入社以来、思い入れのある土地。「地元愛の強い人が多いように感じる。地域に根差した活動も事業と並行して取り組みたい」と話し、胸元のSDGsバッジが輝く。
○…鶴見区出身。中学でテニススクールに入り、大学時代はアルバイトコーチに。卒業後はスクールを運営する傍ら、地域の大会で優勝するなど、プレイヤーとしても活躍した。しかし、娘が病気の手術を控え、「給料が安定した仕事に」との思いで、2011年に大東建託に就職した。「テニスは忘れよう」と心に決めた中、気持ちを再燃させてくれたのが同僚と顧客。「俺もテニス好きだよ」との言葉が背中を押し、社内でチームを結成。約20人で活動し、実業団の上部リーグに参戦できるまでに成長した。「テニスを仕事にしている時は重圧があったけど、今は純粋に楽しい。皆さんとの出会いに感謝」と笑顔を見せる。
○…祖父は銭湯をつくる大工の棟梁だったといい、「建築に元々興味があったし、何かの縁」と微笑む。「会社の看板だけに頼らず、一人の営業マンとしてお客様から信頼される」がモットー。「お客様にとって人生が左右する大きな買い物。『あなたに任せて良かった』と言っていただけるように、有言実行あるのみ」と妥協がない。
○…「南区は神社仏閣や外国の文化などが調和し、独特な雰囲気が魅力的」と話す。地域行事が盛んなところも好きだといい、「南まつり」と「南区桜まつり」が統合した新たなイベントにも興味を示す。「横浜で育ち、横浜で働いていることで受ける恩恵が多い。『地元に恩返し』の気持ちを常に持ち続けたい」
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