昨年10月から南区選挙管理委員会委員長を務める 川島 進さん 庚台在住 79歳
信念と経験で公正追求
○…委員として活動した経験はないが、委員長からのスタート。「委員と協力しながらとにかくやるべきことを確実に行っていきたい」と意気込みを語る。
○…庚台で7人きょうだいの三男として生まれる。「小さい頃はわんぱくだった。いたずらをしたりして先生にもよく怒られていた」と笑う。太田小学校入学と同時に第二次世界大戦が激化。通っていた小学校は空襲で焼失し、学校を転々とした。「戦争で勉強どころではなかった。辺りが焼け野原になり、米軍の宿舎がたくさん建っていた」と当時を振り返る。
○…共進中学校を卒業後は造船所に勤務。クレーンや大型免許を取得し、約4年間運転手として働いたが、学生時代の仲間からの誘いもあり、市交通局のバス運転手へ転職。「大型免許を持っていたことが役に立った。トラックとは違い、お客さんを乗せているという点で気を使う仕事だった」と話す。32年間勤務した後、5年間は嘱託として働いた。交通案内所でバスの路線案内や時刻案内などを担当。「交通案内所には落し物やご意見などさまざまな電話が掛かってくる。それぞれに対応することも大変だった」と懐かしむ。「一つのことに信念を持って追求する」がモットー。
○…現在は妻と2人暮らし、交通局に在籍していた頃から職場の人たちと回っていたというゴルフは定年退職後も続けている。「年数は長いけど回数は少ないよ」と笑う。退職後は時間に余裕もでき、定期的に千葉のゴルフ場へ通っている。お酒も好きで、飲み会も多く、以前は毎日晩酌していたが、選挙管理委員長になってからはその回数も減らした。「小学生の戦争経験や仕事の経験など、楽しいことよりも苦しいことのほうが多かったが、全て経験として活かせていけたら」と話す。「委員長の任期は1年。公平公正な選挙を目指して一つひとつのことに対して信念を持ってこなしていきたい」と語った。
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