保土ケ谷区版 掲載号:2011年4月28日号
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5月1日まで保土ケ谷公園ギャラリーで写真展を行っている 三橋 松太郎さん 区内・星川在住 80歳

「幸せ」にピントを合わせて

 ○…開催中のイベントは、保土ケ谷公園で出会った人々を収めた写真集『公園讃歌』の出版を記念してのもの。「傘寿のお祝いでもあり、多くの人に足を運んでもらい嬉しい限りです」と、笑顔をみせる。

 ○…アマチュアカメラマンとして独学で技術を学んだ。人物を撮るため様々な場所に足を運び続けてきたが、2年前に膝を患い、リハビリを兼ねた散歩で保土ケ谷公園を訪れる。季節と共に姿を変える自然と、そこで憩う人々に惹かれ、カメラを家から持ち出した。地元で生まれ育ったにも関わらず、これまで気にかけていなかった”身近な公園の魅力”に、改めて気付かされた瞬間だった。

 ○…撮影を進めていくうち、時代感覚の変化に戸惑うことも。「かつてはカメラを向けると誰もが喜んだものですが、今は撮られるのを嫌がる人も多くて…」と寂しそうに苦笑い。了解を得るため事前に声をかけると、自然な姿が失われてしまうこともあるのだとか。被写体に話しかけながら撮ってみたり、時には子供と一緒に遊びながらカメラを向けたりと試行錯誤を重ね、2年間で撮りためた写真は1万点にものぼる。作品のモデルになった人からは、「子供との写真が載って嬉しい。ありがとうございます」と声をかけられる。撮影した時は赤ちゃんだった子が、歩けるようになって会いにきてくれたというエピソードも。「子供の成長を見るのが何より嬉しい」と顔をほころばせる。その優しい人柄こそ、幸せに満ちた作品を生み出す秘訣なのかもしれない。

 ○…人々が楽しそうに集う姿を見ると、自分も幸せになる。「人の温かさ」に気付かせてくれた公園の恵みを讃えて、今回のタイトルをつけた。体の自由がきかなくなり、昔ほど色々な場所には足を運べないが、「心のリハビリになっている」という公園での撮影を止めるつもりはない様子。今後もシャッターを押し続ける日々が続きそうだ。
 

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