神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2011年12月1日 エリアトップへ

横浜市会活動レポート【14】 災害に強い横浜を 横浜市会議員 さかい 太

公開:2011年12月1日

  • LINE
  • hatena

 2011年も最後の月となりました。今年は公私ともに、様々な点から生きていくという事、人と人との絆を考えさせられる年でありました。

 私はこれまでにも、事あるごとにインフラの重要性を主張させていただいておりますが、今年は殊に、そこにスポットが当たったようにも思われます。その中で私は「防災」という観点から、電気、ガス、水道、道路、交通といった公共インフラだけでなく、もう少し視野を広げて、病院や公園などの社会福祉・環境施設といった点にも目を向ける必要があることに気がつきました。

 例えば東北の被災地では病院なども被害にあったため、患者様のカルテなどが失われ、現在治療や投薬に苦慮されていると聞いています。これまでも患者様一人一人の病歴、治療を把握し最適な医療を提供するシステムとして、地域医療連携パスの必要性を訴えておりましたが、被災地の現状をうかがうにつけ、もう一歩先の展開も必要ではないかと考えるようになりました。

 あるいは大都市横浜においては、阪神淡路大震災時のような火災による被害も想定した防災対策も重要項目の一つと考えられます。国土交通省の分析にもあるように、広幅員道路、鉄道線路、公園等の大規模空地など、都市の構造形態は市街地大火の焼け止まり要因になっています。先日そうした視点から兵庫県の取り組みを勉強して参りました。延焼遮断の役割を持つ小さな公園や街の広場、一時避難場所や、自衛隊の駐屯・物資仕分けの場所として、あるいは仮設住宅建設地やガレキ置き場としての防災公園の意義について深く考えさせられました。また例えば兵庫県三木市には三木総合防災公園のように、普段は市民のレクリエーション活動の拠点として活用され、大規模災害が発生した場合の防災拠点として利用されることを目的とした場があります。こうした場がもっと横浜にもあってよいのではないでしょうか。

 私達は災害前の備えや災害時の対応とともに、その後のご苦労も被災地の現状から学ばせて頂いております。住民の方々の多くが地元を離れざるを得ない中で、地域再建に向けて国との折衝を始め並々ならぬ尽力をされているからこそ、被災当初とはまた違うお苦しみもあり、資金も必要とされています。横浜ではすっかり日常が戻ってきたかのようですが、震災を通じて心の中に生まれた日本人としての「絆」の意味を、しっかりと噛みしめていきたいと思います。
 

横浜市会議員 さかい太

保土ケ谷区版の意見広告・議会報告最新6

もっと暮らしやすい横浜をめざして!

皆さまの声をカタチに! 市政報告 68

もっと暮らしやすい横浜をめざして!

横浜市会議員 斉藤伸一

3月28日

「信なくば立たず」

新春寄稿

「信なくば立たず」

衆議院議員 古川なおき

1月1日

今年も全力投球!

皆さまの声をカタチに! 市政報告 67

今年も全力投球!

横浜市会議員 斉藤伸一

1月1日

区民から寄せられる声に丁寧に改善に向け取り組む

市政報告【9】

区民から寄せられる声に丁寧に改善に向け取り組む

横浜市会議員 森ひろたか

1月1日

動物愛護を中心に国会活動中

意見広告

動物愛護を中心に国会活動中

参議院議員 くしだ誠一(日本維新の会)

11月30日

皆さまの声をカタチに!

市会での論戦から 市政報告 66

皆さまの声をカタチに!

横浜市会議員 斉藤伸一

10月26日

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

保土ケ谷区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook