意見広告・議会報告
新春寄稿 「信なくば立たず」 衆議院議員 古川なおき
神奈川6区より衆議院議員初当選から2年が経ち、任期4年の折り返し地点を過ぎました。
昨年を振り返り、感慨深かったのは、広島サミットにて各国首脳が揃って慰霊碑に献花されたことです。
〈国際政治、激動の一年へ〉
1945年広島に原爆が落とされた時、私の母は生後半年でした。原爆資料館や親類縁者から原爆の悲惨さを見聞きして育った被爆二世の国会議員である私は、憲法の条文だけでは平和は守れず、日本への核攻撃を防ぐために現実的な抑止力が必要だと思っております。
今、近隣諸国を見ても中国が約500発の核弾頭を保有し、北朝鮮が核開発とミサイル実験に邁進し、ロシア軍も極東で活発化しています。彼らは核兵器を持ち、現状の国際秩序に挑戦する国々です。政府も安保三文書策定や防衛費増額等、一貫して抑止力を高めてまいりました。今年は台湾総統選、露大統領選、米国大統領選と国際政治の上でも重要な選挙が続きます。我が国の平和を維持するためにも、引き続き、防衛力の強化に努めてまいります。
〈信頼される政治を目指して〉
外交の一貫性は国内政治の安定なくしては望めません。昨年2月号の「月刊文藝春秋」で菅義偉前総理は「派閥は弊害しかない」と断じておられました。今派閥の「政治とカネ」の問題で、政治が不安定化していることが懸念されます。私の政治家を志した原点は、学生時代に起きたリクルート事件です。サラリーマン家庭出身の一銀行員だった私は、政治を変えたいという一念で政治家を目指しました。国会議員当選後も、派閥政治とは一線を画し、無派閥で活動しております。政治の安定には国民の政治への信頼が無くてはならず、自民党の党改革が必要です。そして自民党が生まれ変わるには「政治とカネ」の問題を明らかにし「派閥政治」を見直すべきであると思います。
私は大学雄弁部の先輩三木武夫元総理の座右の銘「信なくば立たず」の一文を胸に刻んでまいりました。今年も初心を忘れることなく、神奈川6区において政府与党の衆議院議員として活動してまいります。皆様にとっても素晴らしい一年となりますよう、心よりご祈念申し上げます。
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