皆さまの声をカタチに 市政報告22 犯罪被害者に寄り添うサポートを 横浜市会議員 斉藤 伸一
本年6月、市役所内に「犯罪被害者相談室」が開設されました。これは2年前の横浜市会本会議で、私が市長に提案したものです。
「現実的な対応」求め
それは、ある犯罪の被害にあわれた方から切実なご相談をいただいたことから始まりました。その方は将来の夢の実現に向け、希望に燃えて日々努力をされておりました。しかし、ある許し難い犯罪によって人生が一変してしまいました。お話を聞かせていただく中で、私には想像もつかなかった、実に多くの困難に直面しておられることが分かりました。
私たちは誰もが、いつ、事件・事故の被害に遭うか分かりません。予防はもちろん大切ですが、市民の皆様が安心して日常生活を送るためには被害にあった後のサポート体制も不可欠です。
こうしたことから私は、平成22年9月、市会本会議で市長に対し、「市民が安心して日常生活を送るために、犯罪の被害にあった後の支援体制を作るべきである。被害者やそのご家族の気持ちに寄り添った現実的な対応ができるよう対策すべき」と訴え、その後も重ねて対策を求めてきました。
そして、これを受けての市長の前向きな決断と行政当局の努力により、本年6月25日、犯罪被害に苦しむ方やそのご家族の相談に応じ、支援するための「犯罪被害者相談室」が開設されました。
この相談室には、ケースワーカーら2人の相談員が配置され、平日の9時から17時までの間、無料で電話相談に対応します(詳細は左欄)。また、相談者からの要望や必要に応じて個別の面接相談も行っています。
相談室の開設に当たり、市は1万5000枚のPRチラシを関係機関に配布し、これまでに81件(8月16日現在)の相談が寄せられています。市民局人権課は「被害者の気持ちに寄り添いながら、きめ細かく支えていきたい」とコメントしています。どこまでも被害者の側に立ち、寄り添った対応をお願いしたいと思います。
斉藤伸一
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