保土ケ谷区版 掲載号:2012年11月15日号
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料理研究家として多方面で活躍する フルタニ マサエさん(本名・古谷 正江) 横浜市内在住 65歳

「食」を通じて文化を守る

 ○…横浜市内で料理教室を主宰し、多くの教え子を抱える一方、人気番組「はなまるマーケット」等に講師として出演するなど幅広く活躍。料理を多角的に捉える事のできる「研究科」の第一人者として、調理のみならずメニュー開発やテーブルコーディネートなどを全般的に請け負い、各方面で高い評価を得ている。

 ○…保育園から昼食の献立づくりの仕事が舞い込む際には、その園に直接赴く。「実際に子ども達に会って、美味しいモノを食べた時の喜ぶ顔を想像しながら『皆、いい子に育つように』を念頭にメニューを考えるんですよ」と笑顔を見せる。

 ○…また「食育」に関する活動にも精力的。企業や自治体からの依頼を受け、講演活動や料理教室の開催なども手掛ける。「食育とは、食べる事を大切にする気持ちを育むこと」と説明するだけに、最近の日本の食文化には心を痛めている様子。「例えば洋食のマナーには詳しくても、箸の持ち方ができない人が意外と多いんです」とポツリ。普段の食事(和食)でさえ、マナーやその作り方、食材の産地などへの関心が低下しつつある上、世間はいわゆる「ファストフード」が全盛。「親が分かってない家庭が増えましたね」と、思わず嘆くのも無理はない。

 ○…そんな中でも次世代に目を向け、県内の小・中学校で「食育料理教室」を定期的に実施。地産地消の考え方などを座学でレクチャーした後、地元野菜などを使って調理実習を行う内容は毎回人気となっているのだとか。「みんなで食べるとより美味しくて楽しい事を知っている子どもは、1人で食べている子が気になるようになり、やがて、声を掛ける。それだけでも『いじめ抑制』につながるのではないでしょうか?」。そう語る瞳には、自身が愛情を込めた料理で子どもを育て上げた母親としての一面と、日本の文化を守っていきたいという「食の伝道師」としての矜持(きょうじ)が、垣間見えた。
 

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