帷子小学校 ハロウィーンで英語体験 全児童参加しパーティー
区内川辺町の帷子小学校(小川義男校長・児童数407人)で10月31日、横浜市教育委員会が推進する教育活動「英語村」の一環として、全校児童参加型のハロウィーンパーティーが開催された。児童達は英語でコミュニケーションを図り、日々の学習の成果を披露した。
「英語村」はコミュニケーション能力の基礎作り、国際性の育成を実現するために、横浜市が推進している発展的外国語活動の一環。今年度からは、各小学校が独自に「英語村」を開催できるよう実施校を募集。市内で5校の応募があり、同校は保土ケ谷区内では唯一の「英語村」実施校となった。
英語村はこれまで5・6年生が主体で行われていたが、帷子小では横浜市内で初めて1年生から6年生までの10人で形成された「縦割り班」での参加を試みた。イベント中は日本語の使用は禁止となっており、教諭による校内放送や児童達の間での会話も全て英語。終了後の算数の授業では、英語で数を数えてしまう児童がいるほどの徹底ぶりだった。
イベント当日は「The Haunted School」と題し、校内が実際のハロウィーンパーティーさながらのムードに包まれた。児童一人ひとりには、パスポートの役割をはたす「横浜英語村旅券」を配布。児童たちは「入村式」として、これを見せながら英語で自己紹介を行い、村に入る許可を得た。児童たちはその後、券を片手に校内に設置された9つのアトラクションブースを周回。英語や算数などの教科に絡めたゲームに挑戦した。ゲームはクリアするとサインが貰えるという「スタンプラリー形式」のため、廊下を行き交う教諭からサインを貰おうとする児童たちが、長蛇の列を作る場面も。更に、全児童で行われた「閉村式」では、教諭から駄菓子が配られ、終始賑やかな雰囲気でイベントは閉幕した。
保護者も多数訪れ、大盛況となった1日を振り返り小川校長は、「子ども達からは『来年もやりたい』という声が既に上がっている。今後も教育委員会と歩調を合わせて活動していきたい」と話した。
|
|
|
|
|
|