保土ケ谷税務署長を務める 関根 栄作さん 川崎市在住 59歳
地元に密着した動きを
○…保土ケ谷・瀬谷・旭の3区を管轄する保土ケ谷税務署。署長に就任して2カ月が過ぎた。「管轄区内をくまなく回ったところ。車で山坂を越えてと、今までは違った印象」と、穏やかな笑顔で話す。というのも20年前には中税務署に勤務。「まさに港横浜だったから」と懐かしむ。署長としては2カ所目の赴任先。「適正かつ円滑に納税できるお手伝いができれば。関係団体とも協力し動きたい」と意気込みをみせる。
○…これまで大企業を調査する仕事が多かった。海外進出する企業が増えるにつれ、海外出張も多くなった。国際会議に出ることもあり「通訳がつくと聞いて喜んだのに、フランス語の会議が英語で通訳されてびっくり」というほろ苦いエピソードもある。博多や四国での勤務、国内出張で、地方の経済も垣間見てきた。「税金に関心を持つことはもちろん大事だけど」と前置きした上で「まずは事業そのものを発展することが大事。だから応援したい」と想いを語ってくれた。
○…大学で会計学を学んだのが、この道に進んだきっかけ。配属先によっては証券会社を相手にした職務なども手掛け、景気や民間企業の実情などを肌で感じた。息抜きは運動。テニスは社会人になってから始めた。ランニングも趣味の一つで、自宅近くの多摩川の河川敷を走ることも。「職場対抗の駅伝大会にも出たこともありますよ」と、アクティブな一面も見せる。
○…今後は納税者サービスの拡充を目指す。「e―Taxを使った申告のハードルをもう少し低くし、スムーズに申告できるサポートをしたい」と話す。そのためには、「クレームを含め、税務に関する相談は気兼ねなく伝えてほしい」と、強く訴える。税務行政を正しい方向に向けるには、どんな意見も必要という信念がある。また次世代に納税の大切さを伝えていく必要性を説く。「地元への愛着を持ち税への理解をすすめたい」と、街を思う気持ちは深い。
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