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保土ケ谷区版 公開:2015年4月9日 エリアトップへ

創設100年を迎えた 小幡 靖さん 56歳

公開:2015年4月9日

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「次の100年」へ歩み始める

 ○…「とても光栄だけれども、責任重大です」。この春、創設100年を迎えた浄水場の長に就いた感想をこう語る。担う責務への重みか、言葉を慎重に選びながら一語一語話す姿が印象的だ。「創設100年をアピールし、これからの100年も良質な水を届けていきたい」

 ○…南区出身の生粋の「浜っ子」。大学で学んだ土木工学を生かし、愛する横浜のために働きたいと市職員の道を歩み始めた。下水道局や都市計画局で、大雨が降った際に帷子川が氾濫しないよう横浜港へ水を流す分水路の施工や横浜駅東西口の整備などに携わってきた。道路や建物など「後世に伝えられる」仕事に憧れを抱いた時期もあったが、「下水路作りみたいな、まちの利便性を上げる形で横浜の発展に寄与する自分だけの達成感も良いなと思った」。市民が目にすることはない「裏方仕事」に誇りを持つ。

 ○…「海の近くで生活してみたいなと思って」と約20年前に湘南・茅ケ崎に居を構えた。学生時代から始めたサーフィンが趣味。休日にはボードを携え海に向かい、陽光を浴びながら波に乗る。これが至福の時。専らサーフィンへは1人で行くものの、家族サービスも忘れない。妻や2人の子どもたちとドライブに出かけたり、ハワイなどに旅行に行くこともある「良きパパ」の一面ものぞかせた。

 ○…11年前の新潟県中越地震の際、災害派遣隊として赴いた現地での体験が忘れられない。水道を引き蛇口から水が出ると、被災者が涙を流した。「生活の中に当たり前にある水道への理解をもっと深めたい」。横浜の北東部域に水を供給し続け100年という節目に場長に就いたからこそ強くそう思う。「水道自体に親しんでもらい、その大切さをわかってもらえれば」。そのために皆が楽しめるイベントを夏に向け画策中。良質な水を安定供給する次の100年への歩みは、始まったばかりだ。
 

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