神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2015年8月27日 エリアトップへ

横浜市医師会の会長に就任した 白井 尚(たかし)さん 市内在住 58歳

公開:2015年8月27日

  • LINE
  • hatena

日々、患者さんの視点で

 ○…会員数3600人。全国の郡市医師会としても有数の規模を誇る組織の舵を取る。地域医療の充実を掲げ、市内3カ所の夜間急病センターの運営、18区での休日急患診療に取り組むほか、地域医療連携拠点の運営、看護師養成、在宅医療支援などに力を入れる。「会員の先生方も皆、自分の診療の傍らで、一生懸命医師会活動をしてくれている。日々患者さんを見つめる我々だからこそできることを追求していきたい」

 ○…小学生の頃、骨肉腫を疑われ、足切断の危機に見舞われた。母親が病院という病院を駆け回り、ようやく「足を切断しなくても治療ができる」という診断にたどり着いた。「絶望の闇に光が差した。あの診断がなければ今の私はない」。自分に希望をくれた主治医との出会いが人生を決定付け、医師を志すように。高齢化社会を見据え、泌尿器科の専門医として緑区に1995年、「みどりクリニック」を開業した。

 ○…開業時は周辺に開業医も少なく、地域の医療機関同士の連携体制も整っていなかった。難しい症例への対応など連携は絶対に必要だと感じ、地域の泌尿器科の医師たちと連携の会を設立。基幹病院と地域の診療所との「病診連携」の基盤づくりに努めた。「次は『診診連携』。診療所同士が上手く協力し、より細かな医療ニーズに応えていく必要がある」

 ○…数年前、前立線ガン検診が市の予算から消滅する危機の際には、市医師会の会員らと奔走し、なんとか守り通した。「検診は病気を早期発見し、治療するための最良の手段。この重要性は医師ならば誰でも強く感じているもの。だから皆一生懸命守った」。そんな経験があるからこそ、現在の健康診断受診率の低さを危惧せずにはいられない。「胃、肺、乳、子宮がん検診の受診はもっと周知していかなくては。いつも患者さんの視点で」。健康のありがたさを痛感した経験を原動力に、まい進する。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月25日

本田 悦二郎さん

保土ケ谷警察署の新署長に就任した

本田 悦二郎さん

川辺町在勤 57歳

4月18日

加藤 和さん

アートホールで開かれるDVD鑑賞会の上映前に舞台に立ち作品紹介する

加藤 和さん

花見台在勤 62歳

4月11日

山本 将大さん

ダウン症のドラマーで、地域を拠点にバンド活動を行っている

山本 将大さん

仏向町在住 18歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook