「ありのまま育児法 6割出来たら満点。頑張りすぎない子育て法」を出版した 新井 爽月さん 釜台町在住
ありのままに生きていく
○…10月1日に実用書「ありのまま育児法 6割出来たら満点。頑張りすぎない子育て法」を出版し、作家としてデビュー。途中、文章を何度も書き直し、自身の中に抱えている不安な部分をいろいろな人のところに行き話を聞き勉強し、克服しながらステップアップを重ねた。「本になるまで時間をかけてきて良かったし、自信につながった」とその表情は安堵感と充実感で満ち溢れている。
○…2人の姉の影響で物心ついたときから姉のおさがりの本を読んでいたという。「そこから絵本の中の主人公になりきって寸劇や自分で物語のその後を想像したり変わった子でしたね」と幼少の頃を笑いながら分析する。夏休みの宿題で出される読書感想文が大好きで数々の表彰を受け、雑誌に掲載されたことも。その頃から「作家になりたい」という思いを持ち続けてきた。
○…児童文学作家として執筆を行う一方で、心理カウンセラーとしての顔も。かつて「児童書執筆活動のために稼がないと」と社会復帰するも育児や介護などの日々に追われ、いつしか「生活していく上でお金を稼ぐことがメイン」になっていき、心身共に疲弊していった。家族の理解を得て仕事をやめ、心理学の道へ。「自己肯定が低く、世間体を気にする自分がいた。そうではなく『ありのまま』でいていいと気づいたときにとても救われた思いだった」と人生の転機を振り返る。
○…「思い通りにいかないことを楽しむ余裕があっていいと思う。読んでもらうことで、少しでも力になれることがあれば」と今回書き上げた本に自身の思いを込める。次なる目標は児童書の出版。コンテストでの大賞受賞は困難な道のりだが、それでも「来年こそは出しますよ」。その言葉には力強さがみなぎっていた。
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