保土ケ谷区社会福祉協議会の事務局長を務める 小清水 経仁さん 鎌倉市在住 57歳
助け合いは地域と共に
○…瀬谷区、港南区社協の事務局長を経て現職に就き早4カ月。コロナ禍真っ只中の着任に「なかなか思うように地域に出れていなくて」と唇を噛むも「少しずつながらも区内各地域の特色を掴めている感覚はある」。新型コロナウイルスの拡大をうけてボランティア活動にも新しい形が作られていくことが予想されるが「臨機応変に、地域の皆さんと一緒に考えていきたいです」と先を見据えた。
○…社協の一番の仕事は「地域の方々の助け合いのサポート」。今年は区内22地区ごとに「安心していきいきと暮らせる地域づくり」を目指して5年スパンで計画する「ほっとなまちづくり」の第3期計画も最終年だ。「翌5年分の新しい計画がしっかりと立てられるように、地域の皆さんを支えたい」
○…社協に入職して初めに配属されたデイサービスで、全く口を利かない認知症の利用者の担当についた。囲碁が得意な男性だったので「ルールは知らなかった」が一日中対局をして過ごした。ある時「私が打った手に突然『ちがう』と声を出した」。その日から自身も囲碁を勉強。男性とはその後も無言で碁を打つだけだったが「毎回私を指名してくれるようになった。それがすごく嬉しくて」。前職とは畑違いの福祉の職だが「こんなに楽しい仕事はない」と引き込まれていくきっかけになった。男性の名前も、顔も、未だにはっきりと覚えている。
○…「泣き虫」な6歳と「御転婆」な4歳の二人娘のパパ。家事の分担で、自宅では食事係を務める。娘たちからの人気メニューはオムライスと唐揚げ。休日は家族でドライブに出かけたりと家族サービスも欠かさない。「娘たちには怒ってばかりですけどね」。柔和な顔でほほ笑んだ。
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