【Web限定記事】保土ケ谷町にある樹源寺の副住職で動物供養会を開催した 日比 宣仁さん 31歳
「創造力」活かして邁進
○…年に1度、動物供養会を開催するようになって3年が過ぎた。「新しいことなので試行錯誤しながらですが、毎年足を運んでくれる人もいらっしゃるんです」と笑顔をみせる。動物供養を行おうと考えたのは、5年ほど前の荒行で狐の供養を学んだことがきっかけだった。今後は境内に動物供養塔を建立することが目標。「夢は大きく、『供養会をもっと大きなお祭りにする』という野望もありますよ」
○…寺がある保土ケ谷町周辺は建売住宅も多く、新しい人が入ってくる地域。「昔からいらっしゃる地元の方も新しい方も、気軽に足を運べるお寺にしたい」というのが副住職としての思いだ。「仏教漢文を読んで解説する教室を開いてみたり、写経をやったり、境内の滝を眺めたり…息抜きに来れたら楽しいかなって」。思い描く未来のビジョンを活き活きと語る。
○…「オタクレベル」の飛行機好きだった少年時代。飛行機へのとめどない愛は、パイロットを志して操縦士養成コースのある大学進学を考えたほどだ。実家の寺を継ぐことが決まってからは、早稲田大学の大学院に進学して仏教の研究を続け、昨年4月から非常勤講師として教壇に立っている。リモート授業を振り返り「宗教感なく、客観的・理論的に学生に説明するのが難しかった」と頭を掻く。今年はようやく対面授業が再開される予定。「学生のリアクションが楽しみ」
○…今年1月に第一子となる娘が生まれた。「可愛くて仕方ない」と気づけばパパの顔に。趣味のサーフィンも「娘が生まれてからはあまり行けていない」というが、10年以上続ける腕前だ。大好きな空と海に囲まれてのリフレッシュが、豊かなアイデアの秘訣なのかもしれない。
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