「ヨコハマSDGs文化祭」の実行委員長を務める 渡邊 桃伯子(ともこ)さん 67歳
集まれば大きな力に
○…SDGsを自分ごととして考える機会の創出を目指す「ヨコハマSDGs文化祭」。活動紹介や映画上映、ワークショップなど「何でもありにしたい」「若者にも興味を持って参加してもらいたい」という思いから文化祭と銘打ち、今年で3回目を迎える。「これまでの開催で企業や団体の横のつながりも生まれた」と頬を緩ませる。
○…SDGsへの関心を強めた1つのきっかけが2011年の東日本大震災。自邸近くと同じ地名が宮城県にあり、甚大な被害を受けていることを報道で知った。仲間に協力を呼びかけ、現地へ支援物資を届ける活動に奔走した。「1人の力は微力でも集まれば大きな力になることを実感した」と振り返る。
○…秋田県秋田市で生まれ育つ。自由な校風でのびのびと過ごしたという高校時代の友人とは今でも旅行に行く仲。一橋大学への入学を機に上京。会計事務所勤務などを経て、大学の友人が起業したIT関連の会社に入った。89年にシステム開発やWeb制作などを行う会社を設立。働きながら筑波大学の大学院を修了した。英語サロンで出会った夫と28歳で結婚し、横浜に移った。これまでの人脈を生かし、まちづくりや中小企業の活性化など、活動の幅を広げている。
○…盆栽や銭湯に行くことが癒しの時間。多忙な中でも健康には気を付け、特技は時短料理。「電子レンジを駆使したスピード料理選手権なら優勝できるかも」と笑う。親子でゆっくりと話しながら、素材の良さを生かした料理を食べてもらえる食堂を夫と作ることが今の目標。「そのために調理師の免許も取りたい」と抱負を語る。子どもたちに「ふるさとは良いものだと思ってもらいたい」という思いも活動の原動力だ。
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