横浜市会活動レポート【13】 「防災の日」を前に新たな決意 横浜市会議員 さかい 太
震災から半年余りが経とうとしています。報道などを見ていると、被災地でも復興に向けて一歩ずつ前進している様子が伝わってきて嬉しく思います。その一方で、私は復興に水を差すような風評被害の発生を懸念しています。放射能問題等、安全性の確保は当然ですが、その上でいかに噂に惑わされず復興に協力していくのかが大切ではないでしょうか。
それと同時に、直接大きな被災の少なかった私達は、先の震災で学んだことを一つでも具体的に生かしていくことが重要です。例えば、学校や公共施設の耐震化、あるいは、私が以前より主張している道路やライフラインなどのインフラ整備。議会で水道交通委員長を拝命している私は、先日の視察で他市の水道管の状況を見てきました。ご存知のように横浜市では耐震管の埋設が進められています。従来の水道管は先の震災でほとんどが壊れてしまいましたが、横浜市と同じレベルの耐震管でも一部破損が見られたという事実を知り、自然の力の恐ろしさを感じています。また、体験者の話を聞き、市内にも多くある狭隘道路や液状化現象への対応などの問題が気になりました。現在、個人的に専門家に依頼して、市内の危険度調査を進めています。その結果を元に、より一層横浜市への働きかけを行っていくつもりでおります。
地域の可能性を模索
では、私達自身は次の被災者とならないために何をすべきなのでしょうか。そのヒントを得るべく、過日幕張で行われていた展示会へ行ってきました。その中で私が関心を持ったのは、防災倉庫や発電機でした。
こうしたものを一家に一つ、ということは余り現実的ではありませんが、広域避難場所だけではなく、小さなコミュニティ単位で恒久的に準備することならば、早急に取り組んでいけると感じました。個々での準備に加えて、そうした可能性についても今後、提案していこうと思います。
折しも、防災の日が近づいています。被災地への堅実な復興支援と次への備え、その2つをいかにうまく進めていくのか、皆で考えていきましょう。
坂井太市議
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