峰沢町・岡沢町自治会の会長として「滝ノ川あじさい祭り」実行委員を務める 穴原 豊さん 岡沢町在住 65歳
「あじさい祭り」へ、胸高鳴る
○…峰沢町・岡沢町のボランティアグループ「花咲かせ隊」が維持・管理を手掛ける同地区の名所『あじさいロード』は「住民たちの心の拠り所であり地域にとっての財産」と語る。特別な場所で行われる一大イベントなだけに「当日の開花状態と天気が気になります」と心配そうな面持ち。
○…自治会長に就任したのは昨年４月。同年10月までは会社員として大手機器メーカーに勤めていたため「会長の仕事があまりできなかったのですが、周りの皆さんが助けてくれました」と感慨深い様子。夏の盆踊り、秋のスポーツ大会、冬には餅つき大会と、自治会が携わる季節ごとのイベントは多岐に渡るため「とにかく必死ですよ」と真剣な表情をみせる。
○…18年前から自治会の「青年部」に所属し部長を務め、地域の中高生が楽しめるものとして企画された様々なイベントに同行。「青春真っ只中の子達と、ディズニーランドやサッカー観戦に行きました。交流すると普段街で会った時にも、挨拶してくれるんですよ」と嬉しそうに話す。その後は「厚生部」に所属し、あじさい祭りで行われるフリーマーケットや、敬老の日に老人会を祝う催し等、多くのイベント企画や広報活動に携わり、地域の盛り上げに尽力してきた。
○…栃木県出身。現在身を置く岡沢町での生活は30年以上になる。地域の魅力や変化を尋ねると「里山が多く残っているし自然が多い街」としみじみ。休日の息抜きは「昔から好き」と話す登山で、夫婦一緒に登ることも多い。「北・南のアルプス等、名の知れた山を登っていますよ」と生き生きとした表情で話す。
○…祭りには人命救助に使われる心肺蘇生器「ＡＥＤ」の使い方をレクチャーする講座もあり「災害に強い地域を目指すための試み」と貪欲な姿勢。「前日に雨が降ってくれると花が綺麗なんです」。少々贅沢な希望も抱きながら祭り当日に胸を高鳴らせていた。
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