横浜市会活動レポート 21 世相を反映し市会で質問 横浜市会議員 さかい 太
先日、現在行われている平成25年度市会第3回定例会で登壇して参りました。林市長2期目の開始に当たり、選挙で掲げた「横浜市政のこれからの4年間10の実現」に沿って、実際的な質問を投げかけました。
主な内容は「横浜駅東口の開発」「市内中小事業者への受注機会増大」「事業系廃棄物対策」「横浜みどり税」「特別自治市」「オリンピック・パラリンピックの東京開催」の6点。これらに対し市当局の答弁を引き出せたことは非常に大きな成果であると思います。
横浜市の「顔」である横浜駅周辺、その東口は横浜都心・臨海部のコアとなる地区にも関わらず、開発の進む西口に比べてやや出遅れ感があります。バスターミナル等、都市インフラや臨海部とのアクセス機能の充実・強化が必要であるとの主張に対し、早急な対応をするとの回答がありました。また私は、道路局が推進する「地域貢献を積極的に行っている地元事業者への優先発注制度」を評価しています。この取組を各局に広めると同時に、出資金を市が負担する国の事業などでも地元中小企業の受注機会増大を図るべきだと述べたところ、市長からも努力していく旨の答弁を頂きました。さらに他都市でも重要性を増している廃棄物対策では、これまで行っていなかった焼却工場への年始受入を始め、排出事業者の要望に応えて日々奮闘する収集業者の方のニーズに応じるとの回答を得ました。
答弁は一歩ずつの成果
みどり税については平成20年の条例制定以来、私も折に触れて負担と効果のチェックを進めて参りました。以前、大都市行財政特別委員会委員長を拝命した経験もあり、特別自治市制度については並々ならぬ関心を持ち続けています。オリンピック等の東京開催には、これから7年間を横浜活性化の好機として、今後も様々な提案・要望をぶつけていくつもりです。
今回、こうした一見地味な、しかし市民の皆様、横浜市にとって重要な案件に対して効果的な回答を得られたのも、時間をかけて市当局との交渉を繰り返し、専門家のダメ出しを受けながら教えを請い、一歩ずつ煮詰めてきたからです。
市政の”井戸”キレイに
先日「鉄腕Dash」というTV番組で、長年放置されて植物や昆虫・小動物の死骸やヘドロが溜まり、水が真っ黒になっていた井戸を、1年近くの時間をかけて人の手で洗い、ヘドロをバケツで掻き出して再生させる様子が放映されました。変わっていく水の色に感動を覚えると同時に、市政も似たようなものだと思いました。時の流れが汚した水の淀みは、直ぐに解消できるものではありません。地道な作業の繰り返しが水を再生させ、汚れの付着、劣化を防ぐメンテナンスを続けることで初めて飲用可能な水を取り出すことができます。そんな地道な歩みが井戸を、市井(しせい)をいつまでもキレイに保つ、唯一の方法だと思います。
坂井太市議
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