CM楽曲提供やTV出演など、幅広く活躍するシンガーソングライター 関取 花さん 横浜市出身 28歳
「お茶の間」に響く歌を
○…CMやNHK「みんなのうた」への楽曲提供、TV番組出演などで注目度が高まるシンガーソングライター。2018年は3枚目のフルアルバム発売、初のホールライブを成功させ、活動の幅を広げる。伸びやかな声で歌い上げるのは、誰もが心に秘めるようなシニカルな思い。「普段音楽を聴かないような人が聴いてくれたら嬉しい」。時に鋭く、時にポップに。歌詞や曲の世界観と親しみのあるキャラクターは多くの共感を呼んでいる。
○…ギターの弾き語りを始めたのは高校の軽音楽部時代。大学でもコンテストに挑戦し、CDリリースやツアーを回る機会に恵まれたが、心中は「なんか違うかな」だった。就活中の2012年、楽曲がCMに採用。短い尺ゆえに一部だけを切り取られ、中には批判も。「どうしたら良いと言ってもらえるかを前向きに考えられた。そこで初めて、音楽なら『嫌われたくない症候群』の自分を良い方向に変えられるかもと思った」。音楽活動に対する強いこだわりのスイッチが入った。
○…「ライブとラジオは元気をくれる2つのラ」と言い切る。名字にちなみ、FMヨコハマで『どすこいラジオ』という番組を担当したことも。「日常の楽しいことを、思ったまま話す距離感が良い」。継続する横浜にぎわい座でのライブは「とにかく楽しい。ご褒美公演」。最近は家族連れも多く、意識するのは”お茶の間感”だ。「友達にいたら面白そうと思ってもらえたら」とはにかむ。
○…「家が大好きで、目的がないと外に出られない。新年は日光を浴びます」と茶目っ気たっぷり。「今は雰囲気に負けちゃうかも」と控えめだが、大さん橋ホールのステージが目標の一つ。地元横浜で歌う姿を思い描きながら、飾らない等身大の音楽を届けていく。
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