神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2019年3月14日 エリアトップへ

精神障害の研修会で体験談を話した区自立支援協議会・精神部会のメンバー 田口 圭子さん 上菅田町在住 76歳

公開:2019年3月14日

  • LINE
  • hatena

覚悟を持って伝えていきたい

 ○…先月下旬に開催された精神障害について理解を深めるための研修会。同研修会の主催者で昨年5月に立ち上がった区自立支援協議会・精神部会のメンバーとして携わり、障害当事者を持つ家族の立場からリアルな体験談を話す役割を引き受けた。「覚悟を持っていろいろな人に伝えていきたい」と力を込めて話し、同席した関係者も「勇気もって話してくれたことはなかなかできないこと」と敬意をもって話す。

 ○…娘が高校の時に引きこもりに。「当時は引きこもりという概念がなかった時代。あちこちの病院に相談したけども、分からない状態が続いていた」。結果的に精神障害として医療と結びついたのは発症から9年経ってからだった。「もう少し早く精神障害について知っておけば」と話し、「同じような立場の人たちに手遅れになる前に早く医療に結び付けられるように動いて欲しい」と発信の大切さを呼びかける。

 ○…区の精神障害者を支える家族会「たちばな会」に入会したのは20年ほど前。「分からないことだらけだったけど、入会したことでさまざまな情報を入手できたことはすごく大きい」という。9年前には同会の会長を4年間務めた。女性として初の会長だが、「娘からの後押しや周囲が応援してくれてとても嬉しかった」とほほ笑む。精神障害を知ってもらうためのフォーラムを開催した時にも「たくさんの人が来て手伝ってくれた」と人望の厚さものぞかせる。

 ○…「30年ほど前と比べ、精神障害に対する理解が進んで支援してくれる人も多くなってきている」と周囲を取り巻く環境の変化を話し、「1人ではできないことも、経験を話すことでお互いの気持ちを理解し合えるようになっていければ」と自然体で柔らかな表情で話す姿が印象的だった。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版の人物風土記最新6

浅原 誠治さん

4月1日にオープンした多目的アリーナ「横浜BUNTAI」の館長に就任した

浅原 誠治さん

中区在勤 52歳

4月25日

本田 悦二郎さん

保土ケ谷警察署の新署長に就任した

本田 悦二郎さん

川辺町在勤 57歳

4月18日

加藤 和さん

アートホールで開かれるDVD鑑賞会の上映前に舞台に立ち作品紹介する

加藤 和さん

花見台在勤 62歳

4月11日

山本 将大さん

ダウン症のドラマーで、地域を拠点にバンド活動を行っている

山本 将大さん

仏向町在住 18歳

4月4日

竹内 一郎さん

能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

横浜市立大学附属病院勤務 51歳

3月28日

伊藤 奈美さん

子育て中の親子に交流の場などを提供する「パオパオの木」の代表を務める

伊藤 奈美さん

狩場町在住 53歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook