保土ケ谷消防署の新署長に就任した 堀田 廣公さん 神戸町在勤 58歳
人の役に立つ仕事を
○…「職員・市民のどちらに対しても責任重大」と署長の重みを噛みしめる。いずれ来るであろう大災害に備えて、プロフェッショナルである消防署と自助・共助の消防団とが両輪となって区民を守っていくことで、個別の消防救急業務にも対応していきたいと力説する。
○…神奈川区出身。「消防出張所が自宅の目の前で、砂場で遊んで汚れた手を洗わせてもらったり、近くに官舎もあって署員の人に遊んでもらっていた」と幼少期を振り返る。そんな経験があったからか、民間企業で人事として働く中で「人の役に立つ仕事をしたい」と26歳で横浜消防に奉職。13年前の保土ケ谷勤務時代には、4棟が全焼する火災で現場指揮を執った。火元が空き家だったため通報が遅れ、現場に到着したときにはすでに2棟が焼けていた。当時の報告書は今も手元に置いている。「良いことではない経験も署員に伝えていきたい」
○…仕事をきっかけに海外とのつながりも出来た。消防施設について学ぼうと自費で行った米国ヒューストンでは、消防士は英雄として扱われることに驚いた。視察で来局したフランクフルト消防の幹部には、横浜や鎌倉を観光案内。コロナ禍以降はそうした交流もできず残念がるが、今でもクリスマスカードのやり取りは続いている。
○…体力には自信あり。40代半ばまではクラブチームでアメリカンフットボールをプレー。消防局のベンチプレス大会では135kgを上げてメダルを獲得したことも。猟犬の血を引く愛犬・ジャックラッセルテリアのメイちゃんとの1日の散歩距離は10Km。休みの日は愛犬を連れてカーリットの森まで足を延ばすことも。責任重大な日々の中での癒しの存在となっている。
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