記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 8月29日0:00更新
人口370万人。日本最大の基礎自治体である横浜市。そのトップを決める市長選挙の投票率が、過去最低を記録した。市全体で29・05%。そのうち鶴見区は、18区中、最下位の26・25%だった。
「前回は衆院選と同日」、「自公民が相乗りした現職の林文子市長含め3人という候補の少なさ」、「参院選直後」――最低を記録した理由は多々考えられるが、いずれも事前にある程度予想され、懸念されていたことばかり。差し引いてもお粗末と言わざるを得ない。若者の政治離れが叫ばれて久しい昨今だが、今回の数字は、投票率が比較的高いと言われる高齢者層も足が遠のいた結果と言えるのではないだろうか。
市政は我々住む人にとって、生活に直結する一番身近な政治である。だからこそ、生活向上のため、住む人は関心を持つべきだ。そして、執行する側は、関心を持たせるべきだ。
なぜこうなってしまったのか、市民、行政、政治、さらにはわれわれのような発信媒体を持つメディアを含め、それぞれの立場から結果を受け止め、改善に努めなければならない。
「横浜の明日に何を描くか」。次回までの宿題だ。
(浜田)
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