江ヶ崎八幡神社で2月7日、初午を祝う稲荷講があった。
初午とは、2月の最初の午の日のこと。稲荷神社は全国に約4万社あるとされ、京都市伏見区の伏見稲荷大社が総本社。711年の初午の日、同大社に祀られる祭神が伊奈利山に降臨したことからこの行事が行われるようになったという。稲荷神に赤飯や油揚げを供えることで豊作、商売繁盛、開運、家内安全を祈願する。
当日は地域住民約20人が集まり、稲荷神に祈った後、赤飯や日本酒で宴が行われた。
受け継ぐ習わし
江ヶ崎には西と東の二つの稲荷講があったが、1957年頃に統合し、1カ所で合わせて祀るようになった。現在は当番制で宴の準備をしている。
前日に宵祭り、初午の当日に本祭りの二日間行われ、西と東の稲荷講が統合されてから約60年ほど続いている。
江ヶ崎町内会の黒川治宣会長は「区内に多数ある稲荷神社だが、初午の祭りを行っているところはほとんどなくなってきた。今後も続けていければ」と話す。
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