神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2024年6月20日 エリアトップへ

横浜市 「誰でも通園」6月下旬から 独自に「定期利用」を条件

教育

公開:2024年6月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
「誰でも通園」6月下旬から

 横浜市は、親が働いていなくても保育所などに子どもを預けられる「こども誰でも通園制度」の試行的事業を6月下旬から始める。21日以降に利用者の募集を順次開始。市は利用者の条件を「定期利用」に限定し、未就園児家庭の社会的孤立や育児負担軽減につなげていく。

 制度では、保護者の社会的孤立や育児負担を軽減するために、保育所などに通っていない6カ月から3歳未満の未就園児を預けられる。2026年度の全国実施を見据え、市では6月下旬から試行的事業を開始する。

 市の取り組みとして、利用する曜日や時間を固定し、定期的に利用することを前提とした「定期利用」に限定する。市はこれまでも保護者の就労以外でも子どもを預けられる「一時預かり」を実施してきたが、リフレッシュを目的とした場合は、曜日や時間を固定せずに預けるケースが多かった。

 また市も保育所などに子どもが通う家庭に対しては、施設を通して子育ての悩みや不安を抱える状況を早い段階で把握し、専門機関につなぐなどの支援ができるが、就園前の家庭に対しては接点が持ちづらい面もあった。そのため市こども青少年局は、今回の試行的事業では定期的な利用を通して、就園前の家庭に対しても、「一緒に子育てにかかわる中で支援につなげる機会にしていきたい」とする。

募集は施設ごとに開始

 試行的事業は認可保育所、幼稚園など市内13カ所(予定)で、利用開始は8月から。実施施設は6月21日頃に記者発表され、市のホームページで確認できる。利用者の募集は施設ごとに順次開始予定。希望者は各施設に電話などで直接申し込む。利用は1カ月10時間まで可能で、料金は1時間300円。

 同局は、「子どもを一時的に預けることに抵抗感やハードルがあった人たちも『誰でも通園制度』をきっかけに、子どもを安心して預け、子育てにゆとりを持てるようになれば」。現行の一時預かりとのすみ分けについては試行的事業を通して整備していきたいとしている。

鶴見区版のトップニュース最新6

全国初、短時間預かり始動

横浜市

全国初、短時間預かり始動

子育て支援でモデル事業

6月19日

在宅避難支援で初訓練

東寺尾北部町内会

在宅避難支援で初訓練

町会独自の取組みで備え

6月19日

全数点検で安全確保へ

鋼管ポール防犯灯

全数点検で安全確保へ

市内に約1万8千灯

6月12日

鶴見タグと初コラボ

鶴見中央中町会

鶴見タグと初コラボ

公園美化で協力

6月12日

助け合いの輪(ネットワーク)、設立へ

災害時のペット対策

助け合いの輪(ネットワーク)、設立へ

住民発案で市内初の試み

6月5日

25年度春は減便回避

横浜市営バス

25年度春は減便回避

運転手の採用拡大が奏功

6月5日

小学生と関わる仕事をしてみませんか?

小学校内及び民間施設等の職場で、放課後の子どもたちの学習支援や遊びを行います。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hokago/houkago-jinzai.html

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年6月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook