高津区版 掲載号:2011年2月18日号
  • googleplus
  • LINE

北見方町会の清掃活動に今年から参加したNPO法人川崎ダルク支援会施設長 相良 聡さん 幸区在住 51歳

希望持ち、挑戦し続ける

 ○…川崎市に薬物依存症回復施設「ダルク」を立ち上げてから7年が経過。北見方の古いアパートからスタートし、現在は中原区にデイケア、区内下野毛と幸区に寮をかねたナイトケアを運営する。当初は住民から理解を得られない事もあったが、地域活動に積極的に参加し交流を図ってきた。先月22日には北見方町会の清掃活動にも加わり、住民との親睦を深めた。スタッフや入所者で取り組む琉球太鼓は高齢者介護施設や地元町内会のお祭りで披露し観る人を喜ばせる。「(施設運営を)理解してくれる地域の人への恩返し。入所者が自立後の人と人とのつながりの大切さを学ぶことも出来ます」

 ○…全国に60箇所以上あるダルクは、1985年日暮里に薬物依存を回復する施設として誕生した。ミーティングを中心に仲間と話し合い、自分に正直になることから依存症回復を図っていく。「薬物依存は人間に降りかかる病です。そこから立ち直るために何度もチャレンジを続けるんです」と回復できる病気であることを強調する。

 ○…自身も薬物依存の経験者。幸区に生まれ、若い頃に薬物に手を染めると、全てが上手くいかなくなり依存症だと気付いた時には手遅れに。荒んだ生活を送っていた時に出会ったのがダルクだった。東京のダルクで回復を目指し、後にスタッフとして川崎を任される。「地元への復帰に不安はあったが、自分への挑戦になる」と決意した。

 ○…「今は、誰でも簡単に薬を入手することが出来る時代」と薬物の蔓延に警鐘を鳴らす。ダルクのニーズはますます高まると予測し「当事者としてまだまだ勉強不足。スキルアップを図りたい」と意欲的。依存症と気付いたときは隠さず相談に来て欲しいと訴える。「希望を持つことが大切。今まで知り合った仲間との絆や培った経験を活かして、悩んでいる人を救いたい」と力強く語った。夫人と長男、長女の4人家族。
 

高津区版の人物風土記最新6件

梶原 典夫さん

仏師で、高津区文化協会の第40回文化講座を受け持つ

梶原 典夫さん

3月16日号

田中 利男さん

梶ヶ谷4丁目町内会の会長として川崎市自治功労賞を受賞した

田中 利男さん

3月9日号

徳永 友一さん

1月スタートのTVドラマ『海月姫(くらげひめ)』の脚本を手掛ける

徳永 友一さん

3月2日号

長谷川 竜也さん

川崎フロンターレのMF(ミッドフィルダー)としてプレーする

長谷川 竜也さん

2月23日号

森 幸男さん

久末町内会の会長として「平成29年度川崎市自治功労賞」を受賞した

森 幸男さん

2月16日号

小池 克利さん

地域の交通安全功労者に贈られる「緑十字金章」を受章した

小池 克利さん

2月9日号

高津区版の関連リンク

あっとほーむデスク

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

前橋汀子リサイタル

前橋汀子リサイタル

糀ホール 読者5人を招待

4月7日~4月7日

高津区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 高津物語

    連載第一〇三七回 「高津区の景観とまちおこし」

    高津物語

    3月16日号

  • 高津物語

    連載第一〇三六回 「岡本かの子と老妓」

    高津物語

    3月9日号

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年3月16日号

お問い合わせ

外部リンク