全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した 本田 志帆さん 川崎市在住 20歳
闘争心を内に秘め
○…グローブや防具を付けず直接打撃で戦うフルコンタクトの空手大会で、重量級の学生日本一に輝いた。昨年は初戦で敗退しレベルの高さを実感した大会。「悔いの残らないように楽しもう」。試合前そう自分に言い聞かせて臨んだという。決勝戦は拮抗した展開の中、得意の下段回し蹴りが決まり判定勝ち。「まさか優勝できるとは」と謙虚に語る。
○…保育園に通っていたころ、「警察官」が将来の夢だった。それを知った両親が、人を守るために強い人になってほしいと願い通わせたのが、近所にあった空手道場だった。最初は空手には興味が無く、友達と会えるのが楽しみで通っていたが、小学校高学年になると徐々に頭角を現し、中学生になると全国大会や国際大会で優勝するようになった。
○…習い始めてから16年、川崎市内の道場で汗を流すも「稽古はあまり好きじゃない」と苦笑い。それでも打ち込み続けるのは、勝利に対する内に秘めた闘志。「幼い頃から道場で過ごしているので、空手は私の一部。辞めてしまうと私ではなくなる。どの試合も悔いは残したくない」。今の目標は5月にある全日本大会で優勝すること。「空手が上手なタイプではない。基本を大切に気持ちで負けないように」と抱負を語る。
○…畳の上では静かな闘志を燃やしているが、私生活では韓国の男性アイドルに熱をあげているという。中でも夢中なのが「ドボイズ」という若手グループ。「まだあまり人気が無いので、近くで会えるのがうれしい」と、ほぼ毎月ライブ出かけるほど。ライブでは推しのグッズを持ち黄色い歓声を送っている。他にも甘いものが大好きで「抹茶スイーツにはまってます」と女子大生らしい一面を垣間見せた。
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1月17日