神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2011年5月5日 エリアトップへ

県内初の「まちの駅」に認定され5ヵ月、広く地域の憩いの場となっている「スタジオ・アンジェ」の案内人 鈴木 寄里枝さん 溝口在住 65歳

公開:2011年5月5日

  • LINE
  • hatena

母の教え「人のために」胸に

 ○…まちの駅とは、同連絡協議会の認定を受けた施設で、人の出会いや交流を創出する場。案内人には地域情報を来場者に提供する役割もある。「スタジオ・アンジェ」の竣工は2年前。以来、地元歌手を招き、参加者とともに歌を楽しむイベントを定期開催するほか、大山街道を散策する人らの休憩所としても親しまれている。「皆さんが気軽に立ち寄れる場、ワクワクするような場をつくりたかった」

 ○…香川県高松市出身。6人兄妹の4女として生まれ17歳まで同地で過ごした。母と子6人の生活を「衣食住で苦労した」と振り返る。小中学校の入卒式に一人で出席したことも記憶に新しい。が、今も色褪せないのが「母がくれた愛情」。前掛け姿で「頑張れ」といつも励ましてくれた母。辛いときには「何が辛いの?」と真剣に耳を傾けてくれた。そんな母がよく口にしたのが「正直に生きなさい。そして人の役に立つ人間になりなさい」との言葉。今、天国の母に伝えたい。「ありったけの愛をくれたこと、覚えてるよ」

 ○…医療の道を目指し22歳で上京。(株)写真のたなかや現社長・克明さんと結婚するまで順天堂医院で助産師として活躍した。克明さんと知り合ったのは25歳の時。友人の結婚式で出会い「さわやかな人」との印象を持ったそう。新婚当初、連日深夜まで帰らない夫を心配し写真館まで見に行くと、義母と夫が懸命に働いている姿が。これがきっかけで本格的に家業に携わる。振付・美容講習会にも積極的に参加、写真学校にも通った。今では写真館ではもちろん、地域の”名物女将”の風格が漂う。

 ○…まちの駅の看板を掲げてからは「ここは何の施設?」と道行く人に尋ねられることも多くなり、音楽発表会や写真展などのイベントに利用される機会も増えた。「そんな風に声をかけてもらうことが本当に嬉しい。少しは地域のためになったのかな」。充実感いっぱいの表情を浮かべた。
 

高津区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

遠藤 勝太郎さん

町会ぐるみで地域の活性化に尽力する

遠藤 勝太郎さん

子母口在住 78歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

川崎市出身 26歳

4月12日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

川崎市在住 20歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

國富 多香子さん

「グリーフケアカフェあかりmâmâ」の共同代表で、初めて講演会を企画した

國富 多香子さん

中原区在住 49歳

3月22日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook