4月1日付で第21代高津区長に就任した 秋岡正充(まさみつ)さん 東京都多摩市在住 58歳
行動力で、より良い街へ
○…「高津区の人口は22万人。大変な重責を感じるが、しっかりやっていきたい」と今の心境を率直に語る。まず職員に呼びかけたのは3つ。課題解決に向け一生懸命取り組む、税金を納める区民が納得する仕事をする、そして気軽に話せる職場環境をつくること。その目は既に、2年ぶりに開催される区民祭の支援や区制40周年イベントの成功、第4期区民会議の円滑なスタート、地域防災の充実・強化等を見据えている。
○…昭和52年に川崎市役所に入庁。民生局、健康福祉局と主に福祉関係の仕事に携わってきた。印象に残っているのは等々力アリーナで開かれた全国身体障害者スポーツ大会。40歳頃、自ら手を挙げ、県にも出向し準備段階から携わった。「初めは緊張していた出場者が、競技を終え、達成感あふれる表情に変わったことが忘れられない」。その経験が、後の仕事に対する取り組みにも影響を与えた。
○…東京都世田谷区生まれ。興味を持ったら即行動するのは昔から。小学生時代にはボーイスカウトや鼓笛隊で活動し、中学からはサッカー。入庁後も続けたサッカーでは役所の選抜にも入ったが「今は股関節を痛めて休み中」。地元サッカーチームでは熱血コーチとして指導にあたり、所属していた当時小学生の息子2人にリフティング1000回を課した。が、7月に誕生予定の初孫の話には「元気に生まれてくれればそれで」と目尻を下げる。料理も好きで、今凝っているのはロースハムづくり。酒のつまみにもするが、職員に振る舞ったことも。
○…大学在学中、都市農業や町内会等のコミュニティのあり方を学び、川崎を調査地にしたことがきっかけで川崎市役所を就職先に望んだ。「区民同士がつながり、安全・安心でいられる暮らしやすい街づくりを職員一丸となって進めたい」。常に行動することで自身を成長させてきた実体験を区政に活かす。その第一歩を踏み出した。
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4月26日