150回記念花コンサートの運営委員長を務める 村田 典子(みちこ)さん 梶ヶ谷在住
出会いが奏でるハーモニー
○…月に1度、区役所で開かれ、地域に親しまれている「花コンサート」が、6月30日に150回を迎える。区役所が運営していた同コンサートだが、2005年に区民主体の運営体制に変わり、運営委員長の役に就いた。「よく9年も続けさせていただいたと思う。高津区役所は天井が高く、音の響きが良い。出演者と観客との距離が近いのも魅力。日曜日の開催なので、平日に来られない人にも来場してほしい」と記念コンサートの抱負を語る。
○…10年前に地元、梶ヶ谷の音楽イベントの運営に携わったことが、地域活動の参加のきっかけに。「せっかく誘っていただいたので、軽い気持ちで参加したのですが、不思議な縁で、次から次へと出会いが生まれました」。田園クラシック音楽の会の代表も務め、「地域に上質な音楽を」をコンセプトに活動を続け、今年で5年目。「地元には素敵なクラシックホールがある。生の音こそがクラックの醍醐味。気軽に、近所でクラシックを聴ける機会を提供したい」と同会の活動も精力的だ。
○…「実は音楽の専門家ではないんですよ。本当に裏方なんです」と照れくさそうに告白する。「コンサートと人が結びつくのが楽しい。来てくれた人が喜んでくれるのが、一番嬉しい」。活動の基本はボランティア。「仲間たちと目標に向かい、活動するのが楽しく、生きがい」と活き活きとした表情で語る。
○…福岡県出身。結婚後、ご主人の転勤を機に梶ヶ谷に住み、およそ30年になる。転勤族のため海外経験もあるが、日本に戻ると「やはり川崎が好き」と実感するという。「音楽のまち・かわさき」の取り組みに少しでも参加していることにも幸せを感じているのだとか。日々の活動には、ご主人の理解も必要だ。「家事は手抜き。そこは夫の協力が必要。我慢してもらうのが協力です」と話す茶目っ気たっぷりの笑顔が、とてもチャーミングだった。
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4月26日