高津区長に就任した 土方 愼也さん 宮前区在住 56歳
区民と二人三脚の街づくり
○…4月1日付けで高津区長に就任した。物腰が柔らかく、優しい笑顔が印象的だ。「高津の街をより良い街にしていきたい。区民の方々にとって住みよくて、より魅力あふれる街づくりをしたい。そのために区長として貢献できたら」と抱負を語る。区の仕事は、区民の理解と協力なくしてはできない、ときっぱり。区民と意見を交わし、二人三脚で区政を進めていく方針を示した。
○…東京都世田谷区で生まれ、小学校から高校まで神奈川県松田町で過ごした。川崎市に住み始めたのは、大学1年生から。分区前の高津区、現在の宮前区に暮らす。趣味は松田町で覚えた川釣り。「小学校のころは川が遊び場」と当時を懐かしむ。特にアユ釣りが好きで、酒匂川や早川に足を運ぶ太公望。時間がなくてなかなか行けないと苦笑いするが、6月のアユ解禁が待ち遠しい。
○…父親の実家が麻生区で農業を営んでおり、幼いころの川崎の風景が目に焼き付いていた。川崎に住み、ますます愛着が湧いた。社会に、地元に貢献したい―。障害者福祉にも関心があり川崎市役所の門を叩いた。1年目は希望通り障害者福祉関係の職場でスタート、様々な部署を経験した。企画部門が長く、20年ほど前の企画室時代には高津区を担当していたことも。当時は区の職員とともに市民自治について検討した。
○…溝口の駅にも馴染みが深い。通学、通勤で40年弱も利用しているからだ。再開発により、様変わりしていく駅周辺の風景に思いを馳せる。「仲間とポケットから小銭を出し合いながら、飲んでいたね」。昭和の雰囲気が残る西口の飲み屋が昔からお気に入り。「人生は出会いが大切」が信条。「様々な出会いで成長することができ、今の自分がある」とこれまでの役所人生を振り返る。高津区役所にこの春新規採用された職員7人にも人との出会いが大切と伝えた。妻と子ども2人の4人家族。
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4月26日