高津区版 掲載号:2014年10月24日号 エリアトップへ

今年5月に高津区食品衛生協会会長に就任した 藤井 博さん 坂戸在住 73歳

掲載号:2014年10月24日号

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「食」通し地域とつながる

 ○…「お客さんに安心安全の食を提供することを徹底したい」。第8代目会長に就任し、意気込みを語る。これからの時期、特に注意を払うのは食中毒。「高津から食中毒を絶対に出してはいけない」と語気を強める。「最近は感染力が強いウイルスが流行っている。店がしっかり管理すれば絶対に防げる」。正しい知識を伝えようと、会員へ講習会参加の重要性を訴える。「手洗い、うがいなど基本的なことが大切。それが自分の店を守ることになる」

 ○…溝口に「レストランユニオン」を開店して47年。ナポリタン、オムライスから始まった洋食店は、現在、定食を含む100種類近くのメニューを揃える。「常連さんが飽きないようにしていたら、こんなに増えてね」とにっこり。モットーは「地域の人と一人でも多く知り合いに」。店を通じて知り合った飲み仲間とは、現在も月に1度集まり、旅行へ行くことも。「切符や宿の手配、道中で飲むみんなのお酒も用意するよ。人の面倒見るのが好きなんだね」。この人柄が地元に愛されるレストランをつくった。

 ○…出身は北海道、農家の三男に生まれ、18歳の時に上京。手に職をつけようと、夜間は調理師学校へ通い、昼間は野毛にある洋食レストランで働いた。同店の「何度でも食べたくなる味」はユニオンの原点。奥さんと出会ったのもこの場所だ。「横浜中区、西区、保土ヶ谷区辺りは知らない道がないくらい洋食を食べ歩いたよ」と懐かしむ。卒業後はホテルで5年間修行。大衆食堂で学んだ後、開店した。一昨年、夫婦で働いていた野毛のレストランを訪問。「ナポリタンの味が変わっていなかった」と嬉しそうに目を細めた。

 〇…店の後継者不足、長引く不況など飲食業界は課題も多い。「『暇だ』と困っていないで、自分でアイデアを出してお客さんに来てもらわなきゃ。前向きな人が沢山いれば状況は変わる」。次世代を担う若手を根気よく育てていきたい。
 

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