すくらむ21事務局員で、フリートークサロン「ブリッジカフェ」の進行役を務める 山田 武彦さん 久本在住 74歳
異世代交流で地域に絆
○…若者からシニア層まで世代を超えて仕事の悩みなどを語り合うサロン「異世代交流・ブリッジカフェ」の進行役として、8年にわたり、さまざまな人たちをつなぐ架け橋として活躍している。「たっくさん」の愛称で親しまれ、現在も年6回すくらむ21でトークサロンを続けている。「人生を振り返ると『若い時ああしておけば良かったな』と思うこともある。これまでの人生で学んだことを現在の20代、30代の若者にアドバイスしてあげたい」。そう願ってトークサロンを立ち上げた。
○…「同じ仕事でも面白くやるか、いやいややるかで生まれる結果は大きく違う。やるなら楽しく仕事をしよう」。伊藤忠商事に入社後、41年にわたり、航空宇宙関連の営業などに従事した経験から身に付いたさまざまな教訓を、多くの若者に語ってきた。現在はすくらむ21の事務局に勤め、毎年インターンシップで訪れる大学生たちと対話する機会も多い。「社会に出て、嫌な相手に会っても、その人の良い所を見つけよう。苦手な人が自分にとっての良い人になると嬉しいものだよ」など、言葉を掛けているという。
○…横浜生まれ。伊藤忠での現役時代、ニューヨークなどで長期勤務も経験した。娘2人がロサンゼルスで暮らしており、現在も年1回渡米しては子や孫との楽しい時間を過ごしている。「ロスはのんびり、ゆったり。気候も良く、1年中日本の春、秋みたい」と笑顔で話す。テニス、サッカーなどのスポーツ観戦が好きなほか、ジムに通い、体を鍛えるのも忘れない。
○…ブリッジカフェでは、多くの人の仕事の悩みに寄り添ってきた。「自信のない人には人は寄ってこない。どんな人も自信を持って生きてほしい。他人と比較せず、『自分はこれならできる』という所を見つけることが大切」と語る。「自信を持つと世の中楽しくなるよ」。これからも悩める多くの人達に伝えていくつもりだ。
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4月26日