神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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高津区版 公開:2016年5月13日 エリアトップへ

橘出張所の所長に就任した 鈴木 哲朗さん 多摩区在住 53歳

公開:2016年5月13日

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温厚に地域を駆け巡る

 ○…高津区の地域振興課課長を4年務め、地域での顔は広い。それでも所長就任3週間で200枚の名刺を配り歩いた。「私たちの仕事は、地域と関わり民主的な自治をバックアップする黒子的な存在」。スーツではない少しカジュアルな格好がフットワークの軽さを物語る。主役となる地域の人と一人でも多く出会うことが仕事だ。「緑が多く、土と木の香りがする。地域の方もアットホームで優しく温かい雰囲気。やりがいを感じています」と柔和な笑顔で意気込みを語る。

 ○…入庁は昭和57年。宮前区と分区したばかりの高津区に配属された。「高津区とは何かと縁がある」とにこり。27年間、納税や徴収などの税務に携わった。家屋調査では、原付バイクでけもの道を走り回り「知らない道はない」と自負する。じっとしていることが苦手で、周囲から「いつも席にいない」と言われることも。「地域の人と一緒に街づくりする部署が羨ましかった」と振り返る。念願叶い5年前、地域振興課へ。そこで東日本大震災が発生した。防災訓練のやり方について、町会長と話し合いを重ねた。「家に何度も何度も通って、話し合って。最後は『あなたに任せるよ』と言われた時は嬉しかった」。

 ○…多摩区長尾生まれ。学生時代は水泳部に所属し、現在もサッカー、野球を嗜むスポーツマン。職場仲間とのラーメン屋巡りも趣味の一環。「仲間との親睦が”命”なので」と笑う。一方、40歳の時に大型バイクの免許をとり1人ツーリングを楽しむ一面も。行先は羽田空港。「飛行機を見るのが好きですね」。休日のフットワークもやはり軽い。

 ○…「街を動かす人のパワーはすごい」。自治が出来上がり運営されていく様子を間近で見られることが仕事の醍醐味という。「自分にはエネルギーもアイデアもないのでお手伝い」。だが、誠実に地域と向き合う人柄を頼る人は多い。「向いているかは分からないけど、大好きな仕事です」

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