神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2016年10月21日 エリアトップへ

多摩川スピードウェイの会の会長を務める 片山 光夫さん 逗子市在住 71歳

公開:2016年10月21日

  • LINE
  • hatena

「開設80年 歴史を多くの人に」

 ○…現在の丸子橋そば、多摩川河川敷にあった日本初の常設自動車レース場「多摩川スピードウェイ」。開設から80年が経った今年、市民ミュージアムでの写真展、記念プレートの設置など、中心となりメモリアルイヤーを盛り上げた。「日本のモータースポーツの始まりの場所がここにあって、自動車産業を支えた人たちが集まっていた。その歴史を多くの人に知ってもらう良い機会になった」と手応えを感じている。

 ○…2年前に「開設80周年に向け、記念的なことはできないか」と有志が集まり、20人弱でスタートした同会。知人に誘われて発足から会に携わる。メンバーは当時のレースに出場していたドライバーの子孫やジャーナリスト、大学教授、学生など多彩。それぞれがサーキット場やモータースポーツに思い入れがあり、多摩川スピードウェイを後世に伝えていきたいと活動している。昨年11月には大田区で2日間の回顧展を行い、約3千人が訪れた。

 ○…疎開先の静岡県で生まれ、終戦後は、実家のある自由が丘で過ごした。父は日産の「フェアレディZ」の生みの親で、その開発の中心にいた片山豊氏。それもあり、子どもの頃は丸子橋を渡り多摩川スピードウェイの付近を父とドライブした。偉大な父には「アメリカでナンバーワンの輸入車を売った人」と尊敬の念を見せる。多摩川の河川敷はよく模型飛行機を飛ばした場所でもある。「身近にあった場所がこうして80周年でめぐり会って幸せだね」と笑顔を見せる。

 ○…80周年イベントを成功させ、会は新たな展開を模索する。「色々な場所の自動車博物館で展示会などやりたいね」。今、懸念するのは若い世代の自動車離れ。「私達の時代は自動車に夢があったけど、最近の子どもたちは自動車に興味がなくなっているのを感じる。会の活動を通して多摩川スピードウェイはもちろんモータースポーツの魅力も伝えていきたいね」

写真のたなかや

ひと味ちがう写真はプロにお任せ

044-822-3466

<PR>

高津区版の人物風土記最新6

田邊 弘子さん

高津区健康づくりのつどいを主催する「元気な高津をつくる会」会長を務める

田邊 弘子さん

北見方在住 67歳

5月3日

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

遠藤 勝太郎さん

町会ぐるみで地域の活性化に尽力する

遠藤 勝太郎さん

子母口在住 78歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

川崎市出身 26歳

4月12日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

川崎市在住 20歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月8日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook