このほど作成された「下作延Tシャツ」を発案した 曽呂 学史さん 下作延在住 40歳
祭り好きが活性化に一役
○…地域の祭りなどで大人から子どもまで、揃いのTシャツを着ていたら地域の一体感醸成に役立つのでは―そんな想いでこのほど、下作延のTシャツ作りを発案した。「自分ひとりでは何も進まなかった。町会や連合青年会、子ども会の先輩方・同僚、そして地域の皆さんの協力のおかげ」と感謝を語る。
○…千葉県鴨川市の小さな港町で生まれ育つ。地域に小中学校が1校ずつしかなく、地域の子どもたちは皆同じ学校に通った。地域の繋がりが深く、特に祭りは町の一大行事。男たちが揃いの法被を着て練り歩き、町の人たちから声援を受ける。「その熱気や町の一体感が好きで。祭り好きはあの頃の影響かな」と笑い、今回のTシャツ作りもその記憶がきっかけと話す。
○…10年前に結婚を機に下作延に越してきた。「昔ながらの地域の繋がりを大切にしている雰囲気が気に入って」。そして何より、下作延新明神社祭礼での神輿渡御の盛り上がりに感動し、青年部に入れば神輿が担げると聞いてすぐさま入会を申し出た。子どもが産まれ、子ども会の役員も経験した。「最近越してきたばかりの”よそ者”の自分を快く受け入れてくれる地域の温かさが嬉しかった。これからは僕たちの世代がもっと参加して、地域を盛り上げていきたい」と意気込みを語る。
○…青年会や子ども会の会合、そして秋の祭りの時期には各地の神輿担ぎの手伝いにも出向くなど休日も忙しい日々を送るが、たまの休日は息子2人と「島巡り」のキャンプが何よりの楽しみだとか。地元での友人たちとの飲み会も「親睦を図るために欠かせない」と笑う。「いつかは地域のみんなが集えるお店、居場所を地元に作れたら」と夢を語る。今回のTシャツがこれからどれだけ町で広まるか。「何とか新明神社の祭礼に間に合った。大人神輿や子ども神輿の光景が今から楽しみ」。祭り好きの血が騒ぐ。
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4月26日