高津区版 掲載号:2017年11月24日号 エリアトップへ

川崎市茶華道協会の理事長として伝統文化の伝承に努める 伊藤 紅華(こうか)さん 中原区在住

掲載号:2017年11月24日号

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一期一会のおもてなし

 ○…同会が主催して大成功を収めた稲毛神社の「献茶・献華式」。今年は20回目の節目ということもあり、参列者も例年を上回った。式典当日は雨予報だったが、天気が持ちこたえたことを振り返り「神前に茶をたて、花を生ける行事だから、神様が喜んでくれたのかも。多くの方に日本の伝統行事を堪能して頂けて嬉しい」と話す。

 ○…90年以上の歴史を持つ由緒ある協会の理事長に今年4月に就任した。理事の投票により選ばれ「決まった時はびっくりした」と驚きを隠せなかった。理事長を任されてからは、来賓として各地の展示会等に行く機会が多く、スケジュール帳は予定がびっしり。「この前は1日に3カ所。小田原から三浦への移動だったから大変よ」と笑う。「茶華道協会は歴史ある団体。日本の伝統、敬う心を大切にしながら、新しいものを生み出していければ」と意欲的に取り組んでいる。

 ○…「子どもの時はソフトボールをやっていた。おてんばだったなぁ」と振り返る。そんな子を見て母が「女性らしく」と習わせたのが茶道、華道、琴だった。和の世界でも才能を発揮し、生け花の青蘭流で若くして師範となった。生まれは静岡県で小学生の時から川崎市に住む。60年以上が経ち、地元への愛着は人一倍だ。「地域の安全安心のために」という思いから防犯指導員、明るい選挙推進委員、民生委員などのボランティアも引き受けている。

 ○…現在は青蘭流の川崎支部長を務めながら、中原区役所や国際交流センターで、来場者を迎える花の担当もしている。季節感を大事にしつつ、おもてなしの心で創作する。「生けた以上は、見てくれる人のことを思って、できるかぎり毎日様子を見に行く」という。それは「一期一会の心が大事」という信念からだ。「お花やお茶、もちろん人生も、その瞬間は二度と来ない。だからこそ、おもてなしの心を持って接していきたいんです」

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