神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2017年12月15日 エリアトップへ

地域のイベントでバルーンアートを披露する 中村 俊彦さん 末長在住 72歳

公開:2017年12月15日

  • X
  • LINE
  • hatena

笑顔と探究心 原動力に

 ○…カラフルな風船を膨らまし、慣れた手つきで花のブレスレットや剣、サンタを作りあげる。少年補導員を務めていた時、啓発活動で子どもの目を引くために始めたバルーンアート。本を見ながら独学で学び15年。現在は、社協のクリスマス会や地域の養護学校、宮崎中学校の祭りなど、多い時は年10回ほど出演依頼を受けるほどになった。「やっているうちに、もう少し凝ったものを作りたくなっていって。いつの間にかこんな感じに」。レパートリーは50に上るという。

 ○…市青少年指導員を48年間、その後少年補導員を20年間務めた。「頼まれるとつい引き受けてしまう」。そんな性格でバルーンアートも仲間から誘われたことがきっかけだ。それでもやりがいは子どもたちの笑顔。印象に残るのは、中学校の祭りで手伝いに来た男子生徒たちだ。体験に来た子どもたちのサポートをしてもらい「あんなに小さい子にありがとうと言われるのは初めて」と喜ぶ様子を見た。「あれは嬉しかったね」と顔が綻ぶ。

 ○…生まれは母の疎開先だった群馬県。小学1年のときに梶ヶ谷へ。宮崎小、宮崎中出身。18歳の時、高校を中退して兄が設立した鈑金工場へ。月が替わった途端に一切仕事がなくなるなど苦労もあったが、今も自動車整備工場の鈑金をメインに81歳の兄と二人で続けている。仲間から頼まれて多摩川鮎を焼くステンレス串を300本以上作ったことも。「身がほぐれないと好評だったよ」と誇らしげだ。「来た仕事は断らない」。その姿勢が工場を支えた。

 ○…妻と二人暮らし。趣味は20代の頃から始めた登山。マラソンや筋トレで体力をつけ、20kgあるザックを背負い年5、6回谷川岳や至仏山などを登る。「こんなに辛い思いをしてまで、と思うけどついまた登ってしまう」と笑う。「今度は孫と一緒に」と、現在小学2年生になる孫を勧誘中だ。挑戦してのめり込み、楽しむ。それが中村流だ。

高津区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

遠藤 勝太郎さん

町会ぐるみで地域の活性化に尽力する

遠藤 勝太郎さん

子母口在住 78歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

川崎市出身 26歳

4月12日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

川崎市在住 20歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

國富 多香子さん

「グリーフケアカフェあかりmâmâ」の共同代表で、初めて講演会を企画した

國富 多香子さん

中原区在住 49歳

3月22日

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook